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流れ星を見ようとして見るということ

雲っている夜にも星が在るということ、満天の星空は流れ星を隠し持っているということが、この地球に生きていて良かったと思うところです。

流れ星を見たいと思ったときには、「見えないかもしれない。それでも見たいから見る。すぐ見えなかったら待つ。」という、心と時間のゆとりが必要です。寒かったらただただ体が冷えてしまうし、あったかくても蚊に刺されるかもしれない、上を見上げて首が疲れる、といったことを「どうしても見たい」思いで乗り越えられる人がたまに見ることができるのが流れ星です。見ようとしたときに、運が良ければ見ることができる不思議な現象です。

どうして全く見れないかもしれないのに、そこまで見たいと思えるのかずっと不思議に思っていました。久しぶりに流れ星を見たら、その理由がなんとなくわかったような気がします。それは、一度見てしまうと「この世界に在り得ないことはない」ということがわかってしまうからです。流れ星が空に現れるときは、妖精が空を横切ったような、まるで説明できない時が流れます。魔法や奇跡と呼ばれていることを目撃してしまったような瞬間です。

運良く流れ星を見ることができたとき、この世界に存在するありとあらゆる「できないかもしれないこと」が、「もしかしたらできるかもしれない」と逆の矢印で動き出すような感じがします。本当はなんでも在り得るということがこの世界の本質だとしたら、流れ星はできるかもしれないということを人に伝えるために、できるかもしれない方向に流れているのかもしれません。いつも「できるかもしれない」を見ようとしていたいなあと思います。

#流れ星 #感性 #iwate_i_design

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