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体の関係から発展した恋人との関係は、彼の三股で終わりました 1

セフレ爆誕かと思っていた年明けから日が経った、2月頃、彼は彼氏になりました。彼から何度か付き合うことを打診され、はぐらかしてもはぐらかしきれずふわっと付き合うことになりました。

ただ、付き合ったからといって恋人感はあんまりなくて。近所の彼とは遠出も都心に出かけることさえもほぼなく、近所の居酒屋か家で会うばかりでした。平日の夜22時に「今から家に行く」と連絡が来て、ビールとおつまみを持った彼が家に来て、そのまま一緒に寝る。いつものパターン。

それでも、彼の行動はだいたい奇怪なので見ていて飽きず、それはそれで面白い時間でした。素直で可愛い小学生男子と遊んでる感じ。

自己肯定感が高い彼は、滝藤賢一に似てるだとかニノに似てるだとか自分のことをよくイケメン芸能人に重ねていました。テレビを見てたらだいたい「あの子俺に似てるよね、俺の要素あるね」とか真顔で言ってました。

「鈴木浩介が一番似てると思うんだけど」というと「あ〜うんまあたまに言われる」とちょっと認めたくない感じは出しつつ「俺2〜3年前は滝藤賢一気取りで紙タバコ吸ってたんだよ?とんだ勘違い野郎じゃねえか」と言っていて、鈴木浩介に似てることも素直に認めてました。自己肯定感は高いけど、プライドは高くない不思議な感じ。

ドラマ『風間公親 -教場0-』が始まってからは何をししても「君には交番勤務に戻ってもらう」と言ってきたり、私が洗ってないコップを机の上に数日放置してたら「だらしなくて萌える」と言われたり、変な人でした。

変な行動や笑かしにくる発言は多いけど、全部ポーカーフェイスなので、冗談で言ってんのか本当に奇怪な人間なのか微妙にわからない、掴めない感じがありました。


そんな日常もそれはそれで楽だし楽しかったんですが、酒飲みなのとすぐに寝て起きないとこなどは嫌な側面でした。彼が調べて予約してくれたおしゃれなレストランに行く、みたいないわゆるデートは皆無で、出かけるとしても赤提灯や小汚い酒場ばかり。

たまに行くカフェでは居心地悪そうにずっとスマホをいじってばかりでした。

一度、居酒屋で「上司が『奥さんも酒飲みだからデートなんて行ったことない、居酒屋デートしか行ったことないよ』って言ってたんだよね、ちょっと羨ましいなと思っちゃった」と言われたときは、この人ほんと酒と自分のことしか頭にないんだと失望しました。


まあそんなこんなで、付き合ってたんですが、まあ4月中旬くらいからはなんとなく女の影を感じていました。明らかに連絡が遅い日や飲みに行く日が増えた感じ。あと、爆睡している最中に放置されたスマホには、同じアイコンの女からよくメッセージが来てました。(文までは見えない設定になってましたが)


「最近、自分の家に全然いないや」ってふと言ってた時があって「そんなに遊びまくって外泊してるんや?」って言うと「いやここに泊まってるってことだよ」ってちょっとだけピクっとしながら無表情を装い答えていました。

また、GW明けの平日何回か飲みに誘ったとき「体調悪い」とか「今日は仕事が遅くて」とかいつもだったら絶対会いたがるのに、明らかに怪しい週がありました。そして、その週の金曜に飲みに行ったら「GW最後くらいからコーン茶にハマっててこないだ飲みに行った店にもコーン茶あったんだよね」と言ってて、自分から辻褄合わなくなる発言をし、墓穴を掘っていました。


そんな感じのくせに結婚したいと言ってくるなど、とっても薄っぺらい。「貯金ないのにどうやって結婚するつもりなん?私は貯金もない人と結婚はできないけど」って言うと、「お金なんて関係ないよね、市役所行けば結婚はできるし、結婚式とかしなければ別にお金そこまでかからないじゃん」と言ってきました。彼女の結婚式への意思確認とかゼロ、本当に自分の感情でしか行動しない人なんだと呆れました。帰り道には「愛があれば結婚できると思ってた」と恥ずかし気もなく言ってました。小学生かよ。


と言うことで、まあ遊んでそうだし、酒癖の悪さや貯金ゼロで人生の計画性が全くない彼とは、毎日ふつうに過ごす分には楽しいんだけど、結婚とか未来はないなあとなんとなく思っていた、とある日。

私は彼が浮気している決定的な証拠を掴むことになりました。


長くなったので続きは別記事で。

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