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体の関係から発展した恋人との関係は、彼の三股で終わりました 2

決戦の日は月曜日。5月22日。
King & Prince 解散の日。


前日の日曜日、18時頃、お出かけから帰ってきて夜暇だったので「何してる?暇ならネトフリ見みよーよ」とメッセージを送ると『あれ、もう帰ってきたんだ、ごめん飲みに行く約束しちゃったんだ、蒲田で飲む』と返信。その後、朝まで連絡は返ってきてませんでした。

そして月曜日、いつもの通り22時くらいに『今から行っていい?』とメッセージが来て家まで来た彼。明日は雨の予報だから電動自転車を置いていきたいということで、部屋に自転車を入れこみました。

いつも翌日が会社の日は、早朝に自転車で家まで帰るかスーツをリュックに入れて持ってきていたのに、今回は手ぶらで短パン半袖で来た上に自転車は置いて行く、とのこと。明日どこかで遊ぶのかと彼の行動を不審に思いつつ、聞くのも面倒なので深入りすることなく家に迎え入れました。


キンプリ最終日ということで、録画していたMステを一緒に見ました。彼は私の家にボトルキープしている日本酒を飲みながら「今週金曜の飲み会で俺、シンデレラガール歌お。キンプリ、旬だよね」と、陽気な様子。


「昨日、何時まで飲んでたの?」と聞くと「12時くらいだよ〜」と答える彼。「蒲田で12時まで飲んでたら絶対帰ってこれないやん」と言うと「いや帰ってきたし!品川で乗り換えて渋谷で乗り換えて帰ってきたよ!」と。ふーんと流しましたが、明らかに怪しい。


そのまま私は先にお風呂に入りました。お風呂から出るといつもの通り、彼はベッドで爆睡していました。そんな彼の横では、爆音でシンデレラガールが流れていました。

携帯を見ると、YouTubeで動画がリピートされていました。携帯のロック解除されてるやんラッキーということで、早速、LINEをチェック。

すると、2人の女とのメッセージがありました。最近友達と行ったと言ってた場所にはだいたいどちらかと行ってたことが判明。1人はメッセージが来ていてちょうど未読だったので数行分しかやりとりが見えませんでしたが、「昨日は自分を明かすのドキドキしちゃった」『話してくれて嬉しいよ、言いにくいのに言ってくれてありがとう』といったやりとりがありました。

OK、証拠確定。と言うことで、爆睡している彼を叩き起こしました。

起こして早々「ねえ、帰ってくれる?」と言うと『え、なんで?寝てたから?』と焦る彼。

「いいから帰れ」『(ちょっとムスっとしながら)ひどくない?なんでいきなり…』「ひどいのはどっちなん?」『え?何?』「心当たりあるよね?」『え、なんのこと』という押し問答になりました。

納得いかない表情でとぼける彼に『座って、どうしたの?』と言われたので、ベッドに座り、直球では問い詰めず、やんわり揺さぶってみました。

「最近絶対遊んでるよね?」『そんなことないよ』「昨日も帰ってきてないよね?」『いや帰ってきたよ』「いや、帰ってきてないよね?」『なんで?もしかして昨日家まで来た…?』「いや行ってないけど」

「最近よく友達と飲みに行くって言うけど、それ女だよね?」『なんで』「なんでも。そうでしょ、わかってるよ」『う、うん』『いやでも、あれだよ、相談に乗ってもらってただけだよ!最近喧嘩したりしてたからどうしたらいいかなって』

とここまで来て、もう面白くて仕方なくて、ちょっと吹き出してしまいました。そのまま笑いながら「すっごいありきたりな嘘つくねw」というと『…嘘じゃないよ!なんでそんなこと言うの』と言ってきました。けど、私がありきたりだなと言った瞬間、自分でも思ってたのか彼も一瞬フッと笑ったように見えました。

そのくらいから携帯をチラチラ見出した彼。もしかして携帯?とふと思ったんでしょう。けど、今携帯を取って触ると明らかに怪しいしダメだと思ったのかチラ見して取りたそうだけど取らないという行動を見せていました。


私はもうニヤニヤが止まらず、5秒くらい沈黙で目を見た後「携帯見たんよね」と伝えました。

すると『え、え?』と動揺する彼。『え、見ちゃったの?いつ?』「さっき。寝てたとき」『え、本当に?......あ、かまかけた?』「いや、みたよ。猫のアイコンの女とアルファベットで下の名前だけの建物の前の写真がアイコンの女とのやりとり見たよ」『え、俺そんな寝てたの...』「うん、キンプリのYouTube流しっぱで寝てた」『うん、そうだよね、俺キンプリ見てたね」『リピートになってたからロック解除されたままだだったよ」と言うと、

『え〜〜〜なんで』とベッドにへたれ込み『なんで見ちゃったの?! んもお〜〜〜、一番推しだったのに…!』と言いました。

推し!?!?

「推しってなんやねん、3人並列にして、君が1番推し!ってアホか」『いやそういうことじゃないけど』「そんなに遊びたいならよそで遊んでください」『遊びじゃない!遊ぶためにしてたんじゃないもん』「じゃあ何さ、並行して3人と遊んどいて真剣でしたっていうの、もっとタチ悪いけど」『結婚に焦ってたの!!焦ってたから、焦ってたからなの!』「は?私の方が2個上やし、焦ってんねんけど。ほんま自分のことしか考えてへんねんな」『むちゃん(私)はお金あるじゃん』「お金あるのが今の文脈で結婚とどんな関係があるねん」『….そうだけど』

『むちゃんは、お金ない人とは結婚できないって言うし』「彼女にそう言われて、お金貯めようじゃなくてお金なくてもいいって言ってくれる人探そうっていう思考になるの?それ、たぶんうちじゃなくてもその考えのうちは一生結婚できんと思うよ」


という子どもを相手にしたようなやりとりを繰り広げました。文字で書くととても声を荒げて喧嘩しているかのようにも見えますが、決してそんなことはなくて、諭すようなやり取りでした。


深夜1:00。そろそろ寝たい私は「よし、じゃあそろそろ帰ってもらおうか」と元気に追い出そうとしました。せっかく一生懸命、部屋の中に入れた自転車を外に出して、マンションの廊下で別れを告げようとすると『もう1回会ってちゃんと話そう、冷静になって話したい』と言われました。

私は、平気を装っていたわけではなくマジで全く怒りの気持ちはありませんでした。案の定、と言う感じだったので至って冷静。だから「もういいよ、別に私怒ってないし、謝ってくれたらやり直すとかそんなのないから時間の無駄でしょ」と言うと『時間が欲しい、誠意を見せたい』という彼。

「2人の女を切ってきて私に誠意を見せますってこと?」と聞くと『うん』と言うので「別に私そんなの求めてないからしなくていいよ。切ってきたとしてもそれが本当か嘘かは結局わからないし、せっかく2人女切ったとしても私に相手されませんでしたってなったら機会損失やん?それならその女のどっちかと結婚んできるように頑張ったら?」と伝えました。


『ご飯友達になるのは…?』と食い下がる彼。「何の意味があるの?」と聞くと『人としても好きだし、彼女じゃなくても話したい』と。一瞬、近所のご飯友達としてはありなんよなという気持ちが頭によぎったものの、結局それだと今とあんまり変わらなくなるだろうし、こういう便利で楽な人で時間を埋めてたら一生結婚できないなと思い直し「ないかな、メリットないし」と伝えました。

すると、もう活路はないと思ったのか『じゃあ、そろそろ帰る』としょぼしょぼとエレベータを降りていきました。


数分後、インターフォンが鳴り、「何?」『話したい』「何を」『ちゃんと話したい』「……」『…だめ?』「…..うーん」『だめ?….だめか』というやりとりをしましたが、インターフォンの通話時間が終わりブチっと切れ、彼とはそれでお別れとなりました。



そんなこんなで、キンプリ解散の同日に彼とは別れました。

即日即決で別れを決めたのは初めて。浮気以前に、結婚できないと思っていたし、そもそも流れで付き合ってただけだったので、人ととしては好きだったけど恋愛感情はほとんどなかったのかもしれません。


薄っぺらくてフッ軽な彼と過ごす時間は、楽でよかったですが、目の前を暇を埋めるのに都合の良い人とばかり時間を過ごしていたらダメだなと、改心するいい機会になりました。


怒涛の月曜日の話は終わり。

もうひとつ。彼との後日談も書きました。
続きはこちら。


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