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初めての留学前、私は父に「やっぱり英語が喋れるようになってから行く」と言った

高2の春にカナダに短期留学をした。
小学校からのときから憧れた海外留学。
今考えるとそんなに熱心には頑張らなかったけど、小6から英会話スクールに通い、夢への準備をして留学プログラムのある公立高校を選んだ。

なのに、留学の応募前に私は父にこんなことを言った。

「やっぱりもっと勉強して英語が喋れるようになってから行く」
「そんなこと言ってたらいつまでたっても行かれへんで」

そんなやりとりをして、結局行くことにした。

やっぱり父は正しかった。
英語が話せなくても、わからなくても、そんなことは関係なかった。
完璧に話せなくても通じたし、伝えられなかったら困ったし、”英語で通じたら楽しい”や”勉強がさえない私がちょっとだけ得意なこと、好きなこと、頑張りたいことが見つかった”という経験がその後の大学や人生の選択の足掛けになった。

ーあれから約15年。

<行動だけが人生を変える>
あの頃そんな言葉を知っていたのか知らずか、今ではフットワーク軽めで、後先考えてずに行動をするキャラの私の始まりは、とても臆病で、完璧主義で、自信のない小さな自分だった。

つい最近、あの時の気持ちをもう一度、思い出した。

複業研究家の西村創一朗さんとミュニティ・アクセラレーターの河原あずさんが主催するモデレーター&ファシリテーターの技術を学べる講座「THE MODERATORS & FACILITATORS」の第1期に参加した。

私にとってはチャレンジングな価格設定、きっとそれ相当の人が参加者になりそう、モデレーターとファシリテーターの大した実績もないのに、こんなところに参加していいのだろうか?

ーまだ自分には早いのではないか。

そんな気持ちが起こった。
それは、あの時の感覚と似ている。留学前に父に言ったあの時。

先日、第3回の講座が終了した。
その気持ちは、講座進行中も心のどこかでよぎった。
でも、だからこそ参加できてよかった。

きっと自分のポジションが想像できるような居心地の良いコミュニティ、学びの場を選んでいたら体験できないようなプログラム、実践、課題。
(講座やグループとても前向きであたたかい空気で質問もたくさんできて安心安全の設計やサポート体制がしっかりしていて居心地が良かったです)

自分にとっては実力以上、時々震えそうになるくらいの場所だからこそ、今の自分を知ることができたし、だからこそ頑張りたいと思えた。
フィードバックをしていただき、最近忘れかけていた自分の大事にしている強みや人との関わりを再確認することができた。

そして、あの時の感覚を思い出して、自分にハッとした。

きっと"○○ができるようになったら…"を待っていては、その時はいつまでたっても来ない。

チャンスきたときに、いつでも完璧に整って、自信があって、準備ができていることなんてないんだと思う。
自信があってもなくても、完璧ではなくても、自分にとってのチャンスは訪れる。
だから、時にはちょっとビビりながらも挑戦して、それが終わる時にちょっと前よりも進んでいるくらいの経験も必要なんだと思う。

よく考えたら、会社員を辞めてからのこの1年半くらいはそんなことの連続だったと思う。
(おかげで、そんなことが続きすぎると心がへたってしまうのに気づいたので、休んだり確実にできることをきちんと積み上げて自信をつけていくことも大事だと学べた(笑))

その話をしてフリーランスの先輩エンジニアさんが、「エンジニアはできる仕事をしていたらダメになる」と話してくれた。

きっと、これからの世の中の進化に合わせて、フリーランスという生き方を選択し続ける限り、そういう経験をしていくことが必要なんだと思う。

だから、今抱えている色んな案件が自分にとってチャレンジばっかりで、日々葛藤しているけど、半年後、来年には進んでいるかもしれない。

背伸びしている環境にいる今の自分をぼちぼち受け入れて、過剰に期待し過ぎず、その中で得られるものを吸収しながらかかとに軸をつけていくような1年にしていきたい。

この記事を書こうとして下書きしていたら誕生日を迎えたので、32歳の自分への手紙として書くことにした。

みなさん、たくさんのメッセージをありがとうございます。
こんな私ですが、これからもよろしくお願いいたします。


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