儲かるより楽しいこと

こんなことを書くと、副業のアカウントだと思われるかもしれないけど、感動したので聞いてほしい。

ラクマで本が売れた。
半年ぶり。

私はよく本を出品するので、売れるのも本が多い。感動した本が誰かの手に渡るって面白い。私みたいにタイトルや内容に興味を持って、また次の人の感動を巻き起こすんだろうな。

ラクマで本が売れたので、キレイに梱包した。こういうのはいつも、器用な妹にお願いしているんだけど、タイミングが合わず、自分でやるしかないので頑張ってみた。

いつもは郵便局に持ち込むタイプのかんたんラクマパックで送っている。郵便局にある機械にアプリのバーコードをかざすと、シールが出てくる。それを外側に貼って窓口に持っていくと数秒の手続きで完了。

簡単に送れていいなぁと、手間の少なさを感じて郵便局を出る。こんなに楽ならと、またキレイな物を売ってみようという気持ちが湧いてくる。

今回、送るのが土曜日だった。郵便局は土日祝日がお休みなので、別の方法で送らないといけない。もうひとつのかんたんラクマパックは、コンビニでも送れるみたい。（郵便局の方もコンビニで送れる）

なんとなくだけど、やったことがない方法だと、気持ちが重くなる。ちゃんとできるのかな、手間がかかるかな、用意しておかなきゃいけないものってあるのかな。未知の世界を体験するときは、誰だって臆病になるのかもしれない。

コンビニでの手続きの手順を調べて、何回も何回も読み返した。シミュレーションもした。それでも足が重くて出かけられない。

もう外が暗くなってきたとき、やっと焦って慌てて家を出た。最後にもう一度、送り方を見てみると、行こうとしていたコンビニの手順じゃない！あれ？焦って足を止める。

他のコンビニはマルチメディア端末を使うので、手順が5～7の工程があって写真付きで説明されてる。家から一番近いセブンイレブンの手順が無い。いや、無いんじゃなくて、画像なしの3行のみだった。

説明がざっくりなのかな？って思って読んでみると、その真逆。画像もいらないくらい簡単だった。マルチメディア端末を使わず、レジに持って行って、バーコードを読み取ってもらえばよいだけだった。

これは、郵便局より簡単じゃないか！！！

簡単とも言えないくらいの手間の無さで、呆気にとられながらセブンイレブンを後にした。え？今、私、売れた本を送ったよね？って。郵便局を出たときとはまた違う。手順ともいえない、物を買うくらいの手軽さにビビった。

ただし、郵便局のかんたんラクマパックの送料の方が、20円安い。そういうことも丁寧に考えて売らないといけないと、妹に怒られている。どんぶり勘定の私は、どちらかというと出品したのが売れた、ということが楽しくてやっているから、特に送料には無頓着。

私がうかつにも、「本が売れたよ」って騒ぐと、妹から「いくらで買ったのが、いくらで売れたの？手数料と送料は？」と質問攻めにあう。すると、あまり考えてなかったなって反省する。もう遅いけどね。

こんなことを繰り返しているけど、売ってみることも、次の人に渡すために丁寧に梱包するのも、1円でも高く売れるより楽しい。