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【4-0228】うるう

【このnoteを開いてくださった貴方へ】

こんばんは、要小飴と申します。


関西にある遊気舎という劇団の末席に身を置き、演劇に勤しんでいる者です。平日昼間は保育園の先生をしています。

このnoteは、そんな私が日々の所感を記録しながら、自分の思考を再確認したり、自分なりの表現を探したりする、そんなものにしたいと思っています。

明日まで二月がある。閏年だ。

閏というのは、「本来あるものの他にある物」という意味があるらしい。さんずいがついて潤になると「余分に水がはみ出る」という意味になる。

この、余分な、本来あるものとは別の、お得な一日をどんなふうに過ごそうか。今日の私はワクワクしている。

その一日を超えると、もう三月になってしまう。三月というのは、特別な月だ。締めくくりの月であり、別れの月。四月が新しい月だとすると三月は残りの月なのかと思うがそうではなく、残酷に新しい時を始めなければならない人間に残された最後の、愛着のある毎日の記念碑みたいな月だ。

その一日前に、一日分の猶予をもらえる今年は、いつもより少しだけ三月も大事に過ごせるような気がする。この春の別れは結構寂しいものになるだろうし、出会いは強烈なものになるに違いない。「先生」という立場の私が実は大きな挑戦をしているとは子どもたちは知る由もないが、悩み試行錯誤している私が寄り添える心がきっとあると信じている。

そのためにも、この何気ない毎日を大切にするんだ。私一人分しかないけれど、私一人分丸々の気持ちを子どもたちに伝えられるように。




いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴