見出し画像

【3-0326】夜桜に励まされる

【このnoteを開いてくださった貴方へ】

こんばんは、要小飴と申します。


関西にある遊気舎という劇団の末席に身を置き、演劇に勤しんでいる者です。平日昼間は保育園の先生をしています。


このnoteは、そんな私が日々の所感を記録しながら、自分の思考を再確認したり、自分なりの表現を探したりする、そんなものにしたいと思っています。

今日は楽しい友人に誘われてお出掛け。雨の影響もあって、当初の予定からは紆余曲折があったものの、最終的に夜桜を見た。

夜桜を見ながら、何だか切ない気持ちになった。これは何の切なさかなと思って、しばらく考えると、これは「出来ない」ことへの切なさの記憶だと思い至った。

コロナ禍に突入したとき、昼間に出かけられず、夜の散歩をした。その時も桜がきれいだった。その時の記憶のように思った。

でも、もう少し考えると、大学一回生の春公演。稽古時間が足りなくて役者と夜練をした。その休憩に桜を見た。その時の記憶のようにも思えた。

自分がその状況に打ち勝つことが容易でなくて、とにかく目の前のことをやるだけの、不甲斐なく、一生懸命だった思い出。その近くに夜桜があった。

今、あの頃とはまた違った心持ちで、夜桜を見る。あの頃と今日は地続きに繋がっている。その事実に少しだけ励まされるような気持ちになった。あの頃、どうにもならなかった私は、どうにもならないままの部分もあるけれど、それでも今日まで歩みを止めずにいる。だから、大丈夫。明日も明後日も、進めるはず。

夜桜を眺めながら、そんなことを思った。そんな私の気持ちとは無関係に、桜は美しかった。


いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴