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【3-0129】劇塾公演を観た

【このnoteを開いてくださった貴方へ】


こんばんは、要小飴と申します。


関西にある遊気舎という劇団の末席に身を置き、演劇に勤しんでいる者です。平日昼間は保育園の先生をしています。


このnoteは、そんな私が日々の所感を記録しながら、自分の思考を再確認したり、自分なりの表現を探したりする、そんなものにしたいと思っています。

今年も劇塾の公演を観に行った。

正しくは、「伊丹想流劇塾 第6期生読み合わせ会 ドラマ・リーディング」と題された催しだ。でも、あえて、劇塾公演と呼ぶ。だって、「読み合わせ会」という言葉と、実際にアイホールで行われるそれではイメージの相違があると思うから。

ちなみに、昨年の「読み合わせ会」も観に行った。

前半6本をサリngさん、後半5本を岩崎さんが演出されるというのは変わらず。5人ないし6人の作家たちはずっと舞台に出ずっぱり。他の作家が書いた本も自分が書いた本も、登場する役やト書きとして本を読んだり、生音のSEを入れたり、歌を歌ったり、ハーモニカを吹いたり。手塩にかけて育てた作品を、手の温度が伝わるような形で客席に届けてくれている。これを公演と言わずして何と言うのか。

一方で、リーディングという形式の良いところだなと思うところは、ト書きを聞くこと。ト書きというのは、台本を読む者だけが読むことが出来るものだから、ト書きを読むのは役者の楽しみだったりする。そういう意味で、客席にいてト書きを聞くことが出来るのは、ただ演劇を観ることとはまた違う楽しみがある。作家が演者になるということも含めて、従来の演劇公演とは違う、何か新しい魅せ方を確立しつつあるような気もする。

今の形式になってからの想流劇塾の公演も、もっと沢山の人に観てもらえたらいいのになぁ、と心から思う。それくらいおもしろかったし、塾生の皆さんが、師範が、塾長が、アイホールが、どんなに大切にこの作品たちを育んだかを感じる公演だった。


いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴