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【2-1026】ゾンビの季節

ゾンビの季節だ。夏が終わったあたりからずっと思っている。夏が終わると、子供たちがゾンビゾンビ言い出す。

私が保育士として働き出した頃は、つまり10年前(!)は、子供たちの中でゾンビというものはさほどメジャーではなかったような気もするのだけれど、以前は「おばけだぞー」「オニだぞー」だった遊びが圧倒的に「ゾンビだぞー」なのだ。これが大阪の子供に独特なのか、全国的にそうなのかはわからない(私は大阪でしか働いていないから)けれど、大阪の子は他府県の子供に比べて割と頻繁に“ユニバ”に行くので、よりゾンビと出会いやすいのだろうと思う。

子供のゾンビは本気なのでなかなか騒がしく、時々ゾンビと戦い出す人間もいるので、保育士としてはハラハラと落ち着かないものだ。

子供たちにとっても、普通の遊びと少し違う、ギリギリのラインの、すぐ踏み外して叱られがちな、そういう意味でもスリリングな遊びだ。そういうスリリングさを重ねながら大きくなっていくんだと思う。でも、早く加減がわかるようになってくれ、頼むから。

ゾンビの季節のピークはもちろんハロウィン。今年ももうすぐやってくる。


いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴