ネットで釣り記事書いていたライターの末路
こんにちは「かなめ かいじ」です。
私はライター業を齧り始めて5年程経ってから最近は電子書籍の原稿を代筆しています。
最近はご依頼を頂くことが多くなりnoteから遠ざかっていましたが、電子書籍の原稿を代筆する中で気づいたことがあったので記録しておきたいと思います。
私に依頼をしてくださる方の大半は、これまでの活動の感謝や経験を伝えたいという気持ちで私に依頼をしてくださります。自分の経験を形に残して誰かの役に立つための手段として、電子書籍の出版に辿り着いていらっしゃる様です。
当初この電子書籍出版をサポートする(代筆する)仕事を始めた時は、知名度を上げるためとか権威づけとかそういう「自分のため」にサービスを利用する方を想定していました。勿論そういった目的のご依頼を受けることもありますが、圧倒的に多いのは先に述べた様に「誰かのため」に何かを残そうとしている方達でした。
これは正直、予想外でした。私自身が自分の為に何かをするタイプなので、誰かのために、誰かを喜ばせるために、何かをしようとする人達を間近で見ると打ちのめされたような気分になります。私の見ていた世界というか、生きていた世界は狭かった。圧倒的に狭い。
それと同時にある種の夢を叶えるために私に依頼をして下さる方の要望に応えて打ち合わせを重ねて原稿を作る作業は、ネット記事を書いている時よりも遥かに精神的に満たされるものでした。
ネット記事なんてPV数が全てですから刺激的なタイトルと内容を書き続けることが求められるので疲弊するのも分かりますが、当時それをやっていた私には当たり前のことだったので精神衛生上あまり良い仕事ではなかったと気付くことが出来ませんでした。
でも今は違います。誰かのために何かを与えたい気持ちを持つクライアント様の言葉を集めて原稿を執筆する中で、私も深くクライアント様の人生や価値観に触れることになります。どういう訳か豊かな世界観をお持ちの方と多くご縁があるので、生きた哲学を間近に触れているような気分になります。
代筆を通して、人が持つパワーや優しさを感じるので今の仕事をしていると自ずと前向きな気分になっているんですよね。不思議なことですが。
また完成した原稿を納品した時に「かなめに頼んで本当によかった」と満足して頂けているので、そんな様子を見るのも嬉しく感じています。
お金を稼げれば何でも良いとこれまでの私は思っていましたが、インターネットでせこい釣り記事を書いたりゴーストライターを続けていたら人間的に何かを失っていたような気がします。
電子書籍の出版サポートを生業にしたのは正解でした。誰かを幸せにしながらお金を稼ぎたいなんて頭がお花畑にでもなってしまったとかと思われそうですが、そういう生き方を選ぶ事もできるはず。たぶん。
幸せってなんだろう?と10代の頃から考えていましたが、今の私はもしかしたら幸せなのかもしれません。
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かなめ かいじ
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