【本との出会い21】2040年の未来 成毛眞
Audubleの読書は、紙の読書よりも頭に内容が残るといいいますが、それを実感しています。
私は、Audibleを、通勤運転中に活用しています。
片道、約1時間、往復2時間。やってみると、かなりの量の読書ができます。
今回は、最近(読み)終えた「2040年の未来」について、書いてみようと思います。
1.今から10年前、どうだったのか?
思い出してみると、ちょうど10〜12年前に始めてスマホを手にしたときは、まだまだ、周りはガラケーだった。
Softbankのキャンペーンとかで、iPhone3に替えて、電話番号まで変わってしまい、とても不自由した記憶がある。(その電話番号が、今も契約会社が変わっても使えているのであるが)
動画サイトも貧弱で、キーボードがない分、メールが打ちにくく、ポケットの中で通話ボタン押したりして、あまりいいことがなかった記憶だ。
ノートPCは普通に20万円はした。Wi-Fi環境などなく、家の有線LANでかろうじてネットを使った程度。
Amazonは、本の注文だけ。
SNSなど、あったのだろうが一般的ではなかった。
それが、今はどうだろう。
この本は、その10年のスピード、パラダイムシフトがもたらす変化がどれだけ世の中を変えるのか、を説いている。
あと10年たてば、また世の中が変わっている。しかし、日本の国力の低下、人口減少がもたらす明るくない未来はほぼ確実にやってくるのだ。
2.人口減少がもたらす悲観的未来
悲観的未来は、少子高齢化の進展が避けられない現実であることから、ほぼ確実に訪れるとみていい。
そして、コロナが終焉しても、元の生活には戻らないし、元がそれほどいいものかという問いもある。
そういう将来構想が、いろいろとメディアを通じて発信されてはいるが、それのもとになる統計情報、数字的根拠は、そもそも今以上にテクノロジーが進歩することを計算されていないことが、「そうも悲観的にならなくてもいい」というメッセージにつながっている。
3.それもこれも、テクノロジー次第で未来は明るい
医療問題、特に高齢者医療についての莫大なコスト負担がもたらす暗い未来が予想されているが、センサーの発展によって医者不足は解消されるし予防医療も進歩するので、健康に手をうった元気な高齢者が増えるのは労働力としても喜ばしいことだ。
そして、今、こえを書いているガジェットのChromebookはどうだろう。
ここ5年くらいではないか、一般的になったのは。
前述したが、10年ほどまえ、一般的なノートPCが20万くらい。
今のChromebookは2万円(もう少し高いほうが性能はいい)。
1/10になったことは、それだけ多くの国民にインフラが行き渡ったことになる。そしてそのコストインパクトは新たな消費(まあスマホ通信費)に振り替わったはずだ。
筆者は、日本が国際的に上位の先進国でなくなると言っている。
ただ、そのことが、別の豊かさをもたらすのではないかという期待はある。
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