環境を整えればグングン伸びるのは、こどもも作物も同じ…!工作大好き娘のカオスなデスクから
急に片付けがしたくなるのは、本能らしい。
出産が近くなった妊婦の巣作り本能(笑)
妊娠してから現在に至るまで、自分の意思ではなくホルモンの誘導するがままに身を任せてきた妊婦期間。
いまはどうやら片付け巣作りモードになったようだ。
夫の実家で義祖父と同居し6年。
マインドとしては「他人がずっと暮らしてきた家」にお邪魔してる感覚なので、家の中の色々に関しては手をつけないようにしてきた。
それでも気になるあれやこれ。
いやいや、片付けとか整理とかは、せめて自分が手を加えられるところだけにしておこう。そうして自分のデスク周りをスッキリさせダンダンにシャリシャリして断捨離しまくった。
と、次に気になったのは工作が大好きな娘のこと。
事務所でよくネットショップの発送作業をしているので、段ボールやコピーの裏紙がたくさんあるのだが、ほとんどの時間を事務所で過ごすことが多い娘は、あれやこれやと創作ばかりしている。
ランドセルのカタログを見て「欲しいものがない!」と嘆いたかと思ったら、ランドセルと自作していたり
たまご、かまぼこ、こんぶ、まつたけ……さめ!?
さめ?!?!
突如食卓に出てきた、シュールな海苔巻き
事務所内を横断するワニの親子・・・!!
突如始まった給食ごっこ
「うさぎ号だー」と言ったら激怒された。
メルちゃんの救急車らしい(滝汗)
ロボも
嫌な予感しかしない風景
写経するがごとく同じ模様を延々と描く
などなど、休みの日は「お出かけよりも工作したい!」と言い続ける娘。
ちょっと目を離すと
事務所はあっという間にカオスに(!!!)
もちろん娘専用に用意したデスクも画材や紙やストック段ボールでカオス…
今まであまりにも忙しすぎて、そこまで手をつけられなかったけど
出産予定日まであと14日となったところで
やっと仕事が落ち着いてき、時間に余裕ができてきた……。
となると、やはり周りも見えてくる。
事務所の私の席の後ろにある、あるがまま放置していたカオスな娘のデスクが。
もっと娘が工作しやすい環境を作ってみよう。
この感覚、見覚えがある。
そうだ、作物も同じだった。
その子が育つ環境(土壌環境、日当たりや水などの周辺環境)を整えてあげれば、どんどん力を発揮してくじゃない。人間も同じかもな。
そうしてあれやこれやと調べる中で一番、フィットする参考書に出会った!
「水谷妙子の片づく家」。
元・無印良品の商品開発担当者だからこその、今までなかった視点!
すごく共感できたのは
■おしゃれ片付けインスタグラマーみたいな見た目重視を目指すんじゃなくて、家族重視、効率・動線・機能性重視な片付けであること
■家族みんなも片付けられること大事よね、という価値観
■物にも配置にも全てに理由をつける
という部分だった。
見栄えにアテンションがあるのではなくて、そこで暮らす「家族」にアテンションがあり、視点があるから、心地よさに繋がっている。
視点をインストールし、必要なツールも手に入れ、さあ片付け開始。
※具体的な片付け術は上記書籍へ(^^;)
全部取り出し、仕分けし、整理し、娘がいつも工作するシーンを想像しながら(そして紹介されていたいろんな工夫を取り込みながら)
ペンを取り出しやすくしたり、立てかけてあった図鑑がちゃんと自立するように仕切りをつけたり、散乱してた作品を一時的に入れる「作ったものボックス」用意したり、材料たちの住所を作ってあげたり……。
うむ、なかなかだ!
この時点でビフォアー写真撮ればよかったああと後悔。
ビフォアーは、机全面に物が積まれており地が見えない状態だった…(机上の物置状態)
メルちゃん洋服紛失で裸だけど、気にしない。
と、娘が保育園から勢いよく帰ってきた。
「たっだいま〜!
え!!??
ええええ!!??キャー!!」
我が娘ながら、ナイスリアクション。
母はまるで親に褒めてもらいたい子どものようにニヤニヤする。
さっそくデスクにダッシュする娘。
「うふふ、わかりやす〜い♪」とすぐさまペンと紙を撮り、絵を描き始めた。
(床に、まとめた雑誌がそのままだが気にしない)
たんと楽しんだあとは、自分で片付けをして去っていった。
私は感動した…!!
文字をまだ十分に読めないお年頃だからこそ
視覚的に、誰でも使える、誰でも使いやすい環境を。
まさにこれがユニバーサルデザインか!!
あれこれ口出ししたり説明したりすることも減った。
そうしてちゃんと整えてあげれば、子どもは(子どもに限らずもちろん他の家族も)自分でできるし、ちゃんと自立していって家族それぞれが楽になる。心地よい環境になる。あぁ、いいなぁと思った。
この感覚、農業と本当に同じだ。
少しでも日当たりが良くなるように木を切ったり、カメムシ被害にならぬよう草を刈ったり、病気にならぬよう畑に水の通り道を作ったり。
グングンのびのび自分の力で育つための環境を整えるのが、我らの仕事。
大きくはばたけよ(^^)
いただいたサポートは、里山農業からの新しいチャレンジやワクワクするものづくりに投資して、言葉にしてnoteで届けてまいります!よろしくお願いします。