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2024.5月読書記録 「自分の心の察知はできないけど、読書歴は何か教えてくれるかも」

先月から、パーソナル編集者さんが伴走してくださっている。

客観的な視点で、書くことのサポートをしてくれる人がいたらなぁとずっと思っていて、それがオンラインサロンから繋がって、今に至る。が、応募をした4月に比べて体調がガタ落ちし、伴走が始まったものの、たいして書けず…。

「でも、書けないとき、どう生きてるかが大事だから、書けない時間も尊いですよ」


そんな言葉を受け、まるでカウンセリングのように毎月1回、オンラインセッションを受けてる。とにかく最近の私は、体に力が入らない。やりたいこともない、休み方も分からない、どんどん仕事のツケが増えるばかり…

今日はそんな出口のない対話をする中で、唯一私ができていることに気づいた。読書だ。本を読む時間は唯一孤独で、一人だった。自分の心や体の観察は苦手だけど、何もできなくて無為に思える日々の軌跡を、読書歴が教えてくれるかも。

なんて希望を抱きながら、今日は月の読書録をまとめてみることにした。

1.『表現を仕事にするということ』小林賢太郎/幻冬舎

自分を表現したい、それをずっと手を変え品を変え模索してきたように思う。動画?写真?人前に立つ?会社?商品?いまだにバチっと合致したものが見つかってない。大学時代、作品のような「ラーメンズ」のコントが好きだった。あれは彼の数多生まれうる表現のひとつだったんだなぁ。

2.『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』クルベウ/ダイヤモンド社

なんかこの本を手に取ってしまったら、メンヘラっぽい気がしてずっと避けてきた本だったけど、1話目からやっぱり涙だぶだぶ出てしまう本だった。無念。結果、メンヘラな自分に気づく。いい話、ここにたくさんあります。

3.『心に効く美容』MEGUMI/講談社

「弱いまま強くなる」というメッセージがずっと刺さっている。MEGUMIも辛いこと、たくさんよね。心のありようが、外見も作るし、でも外見への自信が心を補強する。さて、どうやって自分が好きな自分のまま歳を重ねてくか、変化してゆくどんな自分も好きでい続けられるか、今後知りたいところ。これ、私にとって一番無理ゲー課題なんだよなぁ(汗)

4.『美しい表情は人生を変える』JoMoriyama/ディスカヴァー・トゥエンティワン

MEGUMIの流れで購入。夫は言うんですよ、40になったらそれまでどう生きてきたかが顔に出るって。本書でも「大抵のコミュニケーションの悩みは、表情磨くと解決するよ」とのこと。こうありたいと力まない、自然体な自分を内外どう構築するか。まずは眉間にシワ、やめよう私…

5.『長井かおりからのお知らせです そのメイクの常識、ちょっと前に変わってます!』長井かおり/講談社

MEGUMI、表情、の流れから購入。はい、私の芋づる読書です。長井さん、youtube見たらめっちゃ面白い方(まさに自然体!)で一気に親近感。表情の本にもメイクのtips載ってたけど、自分が好きな自分って、色々試しながら作ってくもんなんだなぁという気づき!

6.『子どもが面白がる学校を創る 平川理恵・広島県教育長の公立校改革』上阪 徹/日経BP

たまたま見たNewsPicksの動画に出てた工藤勇一さんと平川理恵さんの対談がめっちゃ面白くって、もっと詳細知りたくて購入。予感的中!最高!公立でも「やるか・やらないか」で最高の学びを提供できるって希望が持てた。ずっとオランダのイエナプランは興味あったから、我らが小規模校こそfitする、と確信。この本、全先生に配布したい。

7.『子どもたちに民主主義を教えよう――対立から合意を導く力を育む』工藤勇一・苫野一徳/英治出版

↑の流れで購入。そうそう、この「対話」って言うのが苦手だったのに、学校でちゃんと学んでこなかったなー。対話って勇気と根気がいるし、だからこそ平和への第一歩よね。この自立の考えはアドラー先生から来てるよなぁ、というか工藤さん絶対アドラー読んでるよね!とすっごい親近感湧いた。

8.『考える。動く。自由になる。―15歳からの人生戦略』工藤勇一/実務教育出版

↑の流れでさらに購入。ある本からある本へ、どんどん関連本を辿って深めてく連鎖的探求、好きだなぁ。潜ってく感じで面白いよね。この本もチームメイトみんなに配りたいくらいいい本だった。今年から小学校でアントレプレナー教育の企画と授業をするから、とても参考になった。

9.『超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由』Testosterone・久保孝史/文響社

5月は毎日「死にたい」って言ってた。そんなときにたまたま本書の「死にてぇって思ったら、筋肉を殺そう」ってメッセージが目についた(笑)心が弱ったときは、体からアプローチするといいよ、と言うのはもうしゃばじゅうから耳にしてたけど、やっぱそうよね(笑)

10.『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」 』吉田満梨・中村龍太/ダイヤモンド社

去年起業家が集まる会である人が「最近これ学んでる」って言ってたのが「エフェクチュエーション」。去年の時点では小難しい本しか出てなかったんだけど、とうとう分かりやすい入門書が登場!即購入!自身に置き換えてすごくメタ認知できた、予想通りの良書だった。

11.『リカバリー・カバヒコ』青山 美智子/光文社

今春はひとまず今年の本屋大賞をさらっておこうということで「成瀬は天下を取りにいく」「黄色い家」からのこちら。ゆる本だった。各章独立していて読みやすい。これこそじわ優しい味わいだった。

12.『スピノザの診察室』夏川草介/水鈴社

↑の本屋大賞の流れで購入。あー「神様のカルテ」の作者さんだったのね。もう、作者の人の良さが滲み出る医療小説。奇跡は起きない、こちらもじわ優しい物語たち。今年の本屋大賞のラインナップはそういう重すぎない「じわやさ」が多いですね。ちょっと世間はお疲れモードなのかな?🤔


5月のベスト1

そんなこんなで5月読んだ本の中で一番面白かったやつ!

『考える。動く。自由になる。―15歳からの人生戦略』工藤勇一/実務教育出版

やっぱこれよね〜。5月は教育系の本をたくさん読んだけど、根本の哲学はここに凝縮されている気がしたよ。15歳からの〜って書いてる通り、中学生くらいの時に読んでみたかったなぁ。そして大切な人たちにも配りまくりたい本。

こどもも、そして「自立」できてない大人や自分自身にとっても、学校、社会、自分、人、学びへの眼差しを学べた。

各章ごとに出る例も、教育の現場をしっかりやってきた人ならでは、すごく実際的で分かりやすい。この本を家庭でも地続きにさせていきたいなぁ。完読してからも、何回もつまみ読み返しをてる。


そんなこんなで5月は教育・メンタル美容・じわやさを中心にむしゃむしゃ読んだ月でした!


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