【産婦人科PTの体験談】私の妊娠中〜産後0日目の評価と産後リハビリ
産前産後ママ界隈ではSNSやブログでの
出産レポってたくさんありますよね。
今回はそれのPTバージョンという感じで
産前産後理学療法を学んだ後に
第二子を妊娠・出産した
私の妊娠中〜産後0日目を
お伝えしたいと思います。
妊娠中のエピソードと妊娠中の評価は無料ですので
参考にしていただけたらと思います。
1. 妊娠中の様子(エピソード)
第一子とは3歳違いなので
妊娠中はどっぷり魔の2歳児。
お腹が大きくなってきた頃は
ちょうど初夏で気候も良かったので
私のウォーキングがてら長男のお散歩に行くと
2歳男児は突発的な行動しか取らない。
大きなお腹で2歳児と対峙するのは
とりあえず大変でした。
2. 妊娠中の体の様子
2-1 妊娠初期:つわり・仙腸関節の違和感
つわりはそこまでひどい方ではなかったんですが
●空腹時に気持ち悪くなる
●寒くなると気持ち悪くなる
●仕事で集中している時は割と平気
といった感じでした。
料理の匂い・長男のオムツ交換時の匂いがダメで
できる範囲ではやるものの
基本的には夫に任せてゴロンとしている日々でした。
妊娠したのがわかったくらいの
超初期(6wくらいの頃)から
仙腸関節に違和感を覚え始めました。
妊娠中の腰痛は
お腹が大きくなるために起こるもの
というわけではないということを実感した瞬間でした。
2-2 妊娠中期:姿勢変化
お腹が少し出てきた頃、
腰背部の筋筋膜性の痛みが出始め、
マタニティ整体をやってる友人のところに行ってみました。
前額面と矢状面から見たアライメントの変化がこちら。
(※左:妊娠前 右:妊娠19w)
元々、骨盤前傾してて腰椎前弯が強いタイプですが
妊娠中は、出てきたお腹に持っていかれるかのように
重心が前方に移動しているのがよくわかります。
腰椎前弯・胸椎後弯も強くなっています。
重要なのは、
これ、自分では全くアライメントの変化に
気づいていないことです。
何なら普段から気をつけてはいたので
姿勢はそんなに変わっていないんじゃない?
とさえ思ってました。
気づく機会って大事だなって
この時に初めて思ったんですよね。
ちなみに前額面はこんな感じです。
この写真だとちょっとわかりづらいですね。。。
2-3 妊娠後期:仙腸関節激痛
後期になるとどんどんお腹が出てきたこともあって
洗い物で仙腸関節に激痛の日々でした。
水を出そうとリーチ動作すると
キッチンにお腹がつかえて無理な中腰&回旋を伴い
仙腸関節に激痛が走る。
元々のアライメントもあるんだと思います。
掃除機をかけるだけでも激痛。
とにかく中腰&回旋の動きがダメでした。
そんな私の様子を近くで見ていた長男が
すごく心配して
「おとーしゃん!アレ(骨盤ベルト)取って!!!
おかーしゃんが痛い痛いになった!早く!!!」
と夫に骨盤ベルトを取るように催促してくれたのが
涙が出るほど嬉しくて可愛かったのを覚えてます。
(ただの親バカ...)
2-4 そもそも骨盤のアライメントは?
こんな症状が出ていた私ですが
そもそものアライメントが上記の写真だと
ちょっと見にくいので改めてお伝えすると
●腰椎:著明な前弯・右凸の軽度な側弯
●骨盤:著明な左回旋・著明な前傾
これ、本当です。
わざとじゃないです。本当です。
右の寛骨が少し前傾・内旋?方向に
ストレスがかかっているような感じがあって
それをどうしたら良いのか
当時はあんまりわかってませんでした。
この寛骨の細かい違和感は
硬い座面の椅子に座った時に
坐骨結節の感じ方に左右差があることからも
なんか気持ち悪いな〜って感じていたんですよね。
2-5 妊娠期間のアライメント変化
ざっくりとこんな感じで変化しました。
●妊娠中期:上半身重心が前方へ
●妊娠後期:腹部の頂点の位置が
徐々に上がっていくにつれて
重心位置もまた後方に戻っていく
ちなみに34週時点での前額面はこちら。
こうやって見てみると
やはり少し重心が左にあるかな?という感じですが
後ろから見たら妊婦だってわからないほど
腹部が前に突出しているタイプでした。
これ、私の広背筋や腹斜筋が
硬いのもあるんじゃないかな
ってちょっと思っています。
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この先は、
・分娩時の様子(仙腸関節、骨盤底筋)
・産後0日目の評価とリハビリ
・その後行ったこと
・産後0日目〜1ヶ月の身体的変化
などについて細かく書いています。
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3. 分娩:スピード出産
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