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高原の白い貴公子【白樺(Birch)】

高原にすらっと聳(そび)え立つ、
明るく爽やかなイメージから、
”高原の白い貴公子”と呼ばれる【白樺】は、
自然を代表するシンボルとして、
フィンランドの国樹に指定されている。


その白い貴公子が纏(まと)う衣、樹皮には、
「ベチュリン」という殺菌成分が含まれていて、
外敵から身を守る”鉄壁の鎧”の如く、
強い防御力を持ち合わせている。

そして、例え倒木して材が腐っても、
”鉄壁の鎧”だけは残る。

北欧の人々の生活を支える白樺は、
虫歯予防でよく知られている
キシリトールの原料でもある。

他に、
天然の美容成分も豊富で、

タンニンやサポニン、
フラボノイドやビタミンCなど
肌の引き締め効果や血行改善、
抗炎症作用に活性酸素除去と頼もしい。


24時間太陽の沈まない白夜と
長く光が閉ざされた
寒い冬の極夜を過ごす北欧。

厳しい冬を耐えるために、
約70日間の夏の間に
ものすごいパワーで
太陽からエネルギーを吸収する。

その際、紫外線から身を守るために、
紫外線に対する防御力も備わっている。

水のように透き通る
ほんのり甘い白樺の樹液は、
幹に小さな穴を空けるだけで
簡単に採取することができるらしい。


もちろん、栄養満点で、
古くから健康飲料として
親しまれているようだ。

白樺でできた雑貨も
人気が集まっている。

樹皮を編み込んで作られた
カゴやバスケット、

マグカップにオブジェ、

ツボ押しにオーナメント、

どれもシンプルで
かわいらしいデザインだ。

フィンランドのサウナでは、
白樺の葉で体を叩く
マッサージが気持ちいいらしい。

白樺の無限の可能性と
魅力に思いを馳せながら、

白樺エキス配合のスキンケアを
今夜も堪能するとしよう。

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