秘密基地春休みエピソード3

ちょうどaがしゃがんでいたので、私もそのそばでしゃがんだ。
「もういいんちゃう?何怒ってるん?」そう言いながら、背中を撫でた。

本当に怒っているときは、このボディタッチは拒否される。
でも、aは私の手を受け入れた。

あっ。もうそんなに怒ってないかも。。。
背中をさすりながら、
「さぁみんなのところへ行こう?」
そう言うと、後ろからbが「イヤやしっ!!!😡」

おいおーい!そっちかーい!😭
実はaよりもbのほうが怒っていた。
aはカッとなりやすいのかもしれないが、冷めるのも早いのかもしれない。
bはまだ、aの事を思って、cdに暴言を吐く。

「もうっ!お願いっ!あっ!みんなでアイスでも食べようかっ!とくべつに買ってあげる!!」

私が大人の切り札を出すと、後ろから見ていたアルバイトの女の子(18)が「出たーモノで釣る作戦〜っ😆」
(親戚の子供なので、私にもツッコめるw)

暑い日だったので、アイスなら行けると思ったが、「いらんしっっ!」とあっさりとbに拒否され、また走って遠くに行ってしまった。

怒りを沈められないのはbだった。

やんちゃな子供は、やんちゃな子が基本好きなので、aはcdが気になっている。
今日初めてあった友達だけれど、喧嘩する前、aはcdに色々と話しかけていた。何か通ずるものがあるのだろう。

反対にbはオフザケは大好きだけれど、やんちゃな子ではない。
うんちー、えっちーなどと、いわゆる小学生男子が言いそうな言葉を言う。
ただ今回はaを庇うbの怒りが凄かった。またまた走ってどこかに行ってしまったので、またまたeが、fが、gが追いかけていった。

今回はみんな公園から外に出てしまったので、私も慌てて追いかける。
遅れて出た私に、偵察隊のfから連絡が入る。
「○小学校のグラウンドに行くって言ってる〜!」

○小か。歩いて5分位のところだ。走って追いつこうとすると、向こうから、e.fに付き添われて戻ってくるaとb。

私の姿を見ると、またしゃがみ込む。「もうめんどくさっ!!」aが言う。「ほんまや。めんどっ!」bも言う。

いやいや。1番面倒くさいのあなたたちだしっー!
もそろそろ大人の鉄拳で連れ戻そうかと思ったとき、eがこう言った。
「なぁなぁbくん。よく考えて。b君はさー。関係ないやん。喧嘩したのはaとcdやろ?なんでそんなに怒ってるん?せっかく秘密基地に来れるようになってんから!もう怒るのやめて戻ろう?」

訴えるeに、二人はまだ「イヤやし!」「はぁめんどくさっ!」と言う。

そこで私はこう言った。
「なぁなぁ。ちょっと。e見てみ?泣きそうやで。」
そう言うと、二人が同時にeを見た。そこには、眉毛をハの字にして困った顔をしているeがいた。

「二人のために一生懸命話をしてるの、ちゃんとわかってる?」

そう言うと態度が変わった。

「はいはい〜戻ればいいんでしょ!戻れば!!」

二人はやっと秘密基地に戻った。

e君大金星!!!

まだまだつづく
#コミュニティを考える

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