地球の裏側から元気をもらう 〜グアテマラの子供達との幸せな縁〜
中米の国、グアテマラ。
私は、あるNPO法人のボランティア活動に参加し、現地の子供に英会話のオンラインレッスンを行っている。
首都から離れた小さな村の、経済的理由により十分な教育を受けられない子、が対象だ。
小学生のうちから内職でお金を稼がなくてはならない彼らにも、夢がある。
英語を勉強して、先生になりたい、看護師になりたい、サッカー選手になりたい、大統領になりたい!
その理由は、収入を得て家族を助けたいから。
彼らの学習意欲には目を見張るものがある。
私達ボランティア先生とのレッスンは限られた期間の週に1回。
あとはほぼ自主学習。
NPO団体から貸与されたスマホの英語アプリでひたすら学習しているそうだ。
英語ゼロの状態から初めて1年程で、英検3級レベルの英語力が付いた子。
2年ほどで自分の言いたいことをある程度言葉で言えるようになる子。
果たして日本の子供達はこんなに早く英語が身につくのか?
何がこんなにも違うのか。
それは自発的な学習意欲。
本来なら中学には進学せずに家の仕事を手伝うはずだった彼ら。
本当は勉強をしたい、親御さんも子供を進学させたい。そんな中、進学・勉強をできる機会を得た彼らの学習意欲はすごい。
学ぶことが楽しい、夢もある、そんな子供達はみるみるうちに英語をみにつけていく。
そしてこのボランティア活動は単に日本人がグアテマラの子供に英語を教える、だけではない。
教える側の私達も子供達から、いつの間にか元気や励ましをもらっている。
1週間の学習成果を私達ボランティアとのレッスンで披露してくれる。
間違いは多くとも、とにかく一生懸命な姿は応援せずにはいられない。
分かった時の笑顔や、間違いに気づいた時の照れ笑がまた可愛い。
お互いの家族や文化紹介。
日本とグアテマラ、全く違う文化、一方似ている部分もあり、私にとってもとても興味深く、現地の生の様子を、子供を通して知れることは、とにかく楽しい。
そんな機会を提供してくれるのはNPO法人幸縁(しえん)さん。
一人の女性が一から始めたこの活動。
彼女の勇気、行動力、そして情熱が、
沢山のグアテマラの子供と日本人を、
文字通り幸せな縁で結んでくれている。
英語を身につけた子供達が将来どのように活躍していくのか。
彼らの明るい未来にワクワクしつつ、
これから先も、私は、
地球の裏側から楽しみと元気をもらい続けたい。
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