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根來声楽教室レッスン日記2024年1月 4人分まとめて

私の覚書としての投稿。あくまで私自身の為の生徒のレッスン記録です。
noteは主に音楽に関しての投稿をしています。その他のおしゃべり的投稿はアメブロをご訪問下さい!(^^♪

1.30才代女性 今月レッスン3回
・ベロ(舌)ストレッチ お腹とベロが繋がる感覚が弱いのでそこを強化
・口輪筋ストレッチ 口の中をしっかり閉じて唇前へ
・呼吸ストレッチ 彼女の場合は息を外へ吐き出すことをとめるための練習
○これらのストレッチをやる時も、視点を定めて行う事。視点を定めて自分の身体の内部を見つめて自分をコントロールすることが大切。
○ただやみくもにやるのではなく、それぞれのストレッチを行う前に「頭」を整理し、やるべきことを考えてから、その内容を身体に命令して実行。

曲はベッリーニ作曲「夢遊病の娘〔La Sonnambula〕」第2幕より『気も晴れ晴れと〔Ah! non giunge uman pensiero〕』
昨年から取り組んでいるアリア。『ああ、信じられぬ〔Ah, non credea mirarti〕』からレッスンしていますが、今月は『気も晴れ晴れと』の繰り返し部分、カデンツァを入れて歌っていく部分を丁寧にレッスン。
○カデンツァの注意点は、主にこの2点。
①細かい音は1音1音丁寧にしっかり発音して声にすること。
②後ろに引いて行かないで、舌を前に前に出して発音していく。響きに任せないで、自分で発音して歌う事。
○音の終わりを野放しにしないで、着地させて。そこから次の音を取る。
○彼女の癖で、手に力が入って来るので、手の力を抜いて。手に力が入るという事は肩に力が入っているので声を出すパフォーマンスが悪くなるため。

2.50才代女性 久しぶりのレッスン
曲:プッチーニ作曲「ラ・ボエーム〔La Boheme〕」第1幕より『私の名はミミ〔mi chiamano Mimi〕』
○まず、歌詞を読む。久しぶりなので、ディクションを大切に丁寧に。
○アリアの出だし Andante lento ♩=40 部分を練習。
語るように歌うこの部分は、ただ聞きかじりで何となく歌ってしまうことが多いが、それでは何が言いたいか、何が歌いたいかがボケてしまうのでNG。
まずはしっかりと音符通りにディクションで読む、を認識して練習できるように指導。大きい声を出して朗々と歌う、部分ではないことを認識しよう。

3.40才代男性(バリトン) 久しぶりのレッスン
・かなり久しぶりなので、姿勢の確認から。胸をそり過ぎないなどetc.
・ベロ(舌)のストレッチ 形ばかりにならないよう、身体内部との繋がりを意識して
・口輪筋ストレッチ 最初の口の準備を怠らないように
○ヴァッカイ〔Vaccaj〕5度音程
・5度の跳躍がどうしても上や下に音を取ってしまう。音は前へ取る事!
良くできたので、次の6度音程に着手。まずは歌詞を読む。口の準備、口輪筋、舌の使い方など気をつけてディクション重視で。
・prova と placida    pの発音は口輪筋で Rと L の違いを明確に。
・弱起の母音は次の強拍に繋げるように歌おう(発音しよう)

4.高校一年生女子 今月レッスン2回
・まずは姿勢のチェックから。やはり姿勢が決まらないと何をやっても上手く行かない。
・ベロ(舌)のストレッチ 胸の力を抜いて 外へ出そう出そうとしない
・口輪筋ストレッチ お腹(身体内部)との繋がりを意識 首の後ろしっかりさせて その次に鉛筆を挟んでやる
・息のストレッチ 息を吐き出さないようにする腹筋トレーニング
○歌う前に(声を出す前に)考える。準備する。音程は、正確にイメージしてからクリアな点で取る。
○とにかく外に出そうとしない。はりきらない。音は下からとる。音の終わりは着地させる。
○胸、肩で声を出そうとする癖を辞める。
☆コールユーブンゲンNo.30 F)~h)  No.31 a)~c)
No.31  c)   6/8の基本リズムはしっかりと体の中で刻んでいること。そのうえでシンコペーションを意識すること。彼女は音感はしっかりあるので、実地で歌う発声練習としてコールユーブンゲンを取り扱っている。
☆コンコーネ50番 17番を2段やる。音の跳躍は上下ではなくてフラットに前へ取る。リズム正確に。
音の終わりの処理を正しくやらないと短いブレスは難しいよ。


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