乗り越えられていない感情では、誰かの共感は得られない話
こんにちは。
宮澤 佳奈(@pg98jp)です。
話している本人がその感情に入り込みすぎていて、まったく共感できなかったので、その考察をしてみます。
経験と感情はセットではない
わたしたちは、起きたことに対する反応(感情)を選ぶことができます。
ですが、起きたことと感情をセットにしてしまいがちであることも事実です。
起きたことや経験は、直接的に感情と結びつくものではありません。
その事が起きた瞬間に感じたものをすべて否定するわけではなく、一度目の前に置いて考えてみましょう。
少なくともわたしは、その感情が強ければ強いほど、視野は狭くなり、そのポジションから動けなくなってしまうようです。
そのことで、何度となく、とても大事な人を失いかけました。
確かに動いた心をなかったことにするのではなく、一度立ち止まって、感情を整理することも必要なのです。
熱のこもった想いとただの強い感情は異なる
原体験などの話をするときにありがちなことでしょう。
その体験が強烈であればあるほど、そこに紐付いている感情も強くなります。
しかし、人の心を動かすのは、ただの強い感情ではありません。
原体験に基づいた、熱のこもった想いです。
このふたつの違いは、その強烈な体験を乗り越えられているかどうかではないでしょうか。
乗り越えることができていれば、そこに紐付いている感情も整理され、熱のこもった想いに昇華しています。
残念ながらサンプル数は1ですが、少なくともわたしの場合はそうなのです。
想いを正しく伝えるために
誰かに自分の想いを正しく伝えるためには、ただの強い感情を熱のこもった想いに昇華する必要があります。
では、どのようにすればいいのでしょうか。
サンプル数1…すなわち、わたしの方法は、徹底的に体験した出来事と、そこで感じたただの強い感情に向き合うことです。
ひたすら、ノートに吐き出しながら進めていきます。
ネガティブなことであれば、つらすぎて何度も挫折しそうになりますが、この工程を経ることで、わたし自身の経験となり、血肉となります。
まとめ
最近では、お仕事をするうえでも、ストーリー思考はとても重要です。
しかし、あなたのストーリーに感情を寄せて共感してくれるのは、そのストーリーを聴いた相手なのです。
自分本位に感情を乗せすぎてしまうと、本当に伝えたいことを伝えることができなくなってしまいます。
誰かに伝えたい想いがあるのなら、確かに相手に届くように伝えてあげましょう。
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