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空き家のリフォームいくらかかるの?という答えにくい質問に答えてみた。
物凄ーくよく聞かれます。
「空き家直すのってどれくらいかかるの?」という質問。
「場合にもよりますが。。。」という枕詞は聞き飽きていると思いますので、全ての前提条件を無視してズバリ言ってみます(異論があるのは承知の上で)。
そうですね・・・、500万くらいです‼️
・・・・・・。
・・・場合にもよります(笑)
でもとりあえずイメージだけでも、持ってもらうために、このくらいの数字を念頭に置いてもらえると良いと思います。
空き家の典型的なイメージは、
・築40年以上
・外壁ボロボロ
・水回り古い
・ほぼ和室
・二階建て
・3〜4DK
こんな感じですかね。
では、私は空き家を再生している時に、500万くらいかけているのかというと、もちろんそんなお金はありません。
実際には半分くらいですね。
つまり、盛大に「ケチっている」わけです。
しかし、なんでもかんでもケチっているわけではなく、やらなくても良いところを必死で探しているという言い方が正しいです。
普通、空き家はボロボロです。
やはり、誰も住んでいない物件は、劣化するのが非常に早くなります。
なので、リフォーム業者さんを呼んで、
「この空き家を直してください!」
と依頼すれば、当然、”ほとんど全て”を直すという前提で話が進みます。
当たり前ですよね。
リフォーム業者さんは、家を直すプロなので、問題があるところを見つけて、それを修理することが仕事です。
空き家は、大体問題だらけ、直すところだらけです。
だから、空き家を直すために見積もりを取れば、当然500万円くらいの金額になっているのです。
じゃあ、「なるべく安いところを探そう!」と考える人が多いと思います。
それは、もちろん良いことですが、例え安い業者に頼んだところで、全てを直すと「確かに安いけど、予算オーバー」なんてことになるでしょう。
ここで、私が言いたいのは、空き家再生では「どこを直すか」よりも「どこを直さないか」という判断が大事だと思うのです。
これって、結構勇気がいることだと思いませんか?(笑)
やっぱり、古いものをそのまま使うのとかって、心配ですよね・・・。
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私も、本当は全部新品に直したいです😂
風呂もキッチンもトイレも、カーテンレールまでも何もかも新しくしていれば、その後の利活用でも問題が発生しない。
だから、全部直したくなるという気持ちは理解できます。
ただ、これをするとビジネスとして成立しなくなります。
空き家再生・利活用は、街づくりであり、地域再生であり、非常に社会的に意義があり、遣り甲斐のある取組だと、私は思っています。
でも、やはりビジネスです。
数字上で利益がでなければ続けることができません。
そう考えた場合、次のようになります。
利活用方法を考える
↓
利活用を実施できる最低ラインの物件グレードを把握する
↓
そこから得られる想定収入を算出する
↓
改修工事の予算を決める
こうして、利活用を前提として再生工事の予算を決めます。
ここで、「予算内に収まらない場合はどうしたら良いの⁉️」と思うかもしれません。
その場合の私の回答は、「では、やらないでください」です。
利活用した後の収入から考えて、割に合わない投資になるのであれば、それはビジネスとして成立しないので、やめるべきです。
やれば、趣味として空き家再生・利活用という領域に入ります。
ただし、本当に、「予算内に努力してもどうにもならないのか?」という検討は必要でしょう。
ここが難しいのです。
この辺りの判断は、この記事で語りきることが出来ないので、別記事などを参照してもらえれば幸いです。
今回お伝えしたかったことは、「どこを直さないか」を勇気をもって判断しよう、ということでした。
それでは!
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