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不妊治療ヒストリー64 ~採卵の嵐~

【※不妊治療が保険適用になる前の話です。現在の状況と異なる部分があります】


望みをかけて採卵へ


なんともしょっぱい結果に終わってしまった前回の採卵。
1周期休みをはさんで次回こそは!と意気込み、現クリニックでの2回目の採卵周期へ挑んだ。

まるで呪文のように「絶対大丈夫」と何回も唱えながらほぼ毎日注射をしてもらいに薬剤と注射を持って病院へ通う。感染症のこともあってか自己注射でもいいと言われたが、前回大いにしくじったので手慣れた看護師さんに存分に甘えて打ってもらうことにした。
とか言いつつ、途中一度注射セットを家に忘れて自己注射をやむなくする羽目になったことも。どうにかこうにか準備しやり遂げたが手汗がすごい…二度と忘れないと心に誓った。

そんなしくじりを超えての採卵。
3個中1個を無事凍結できた。

採卵数は前回をやや下回ったものの、今回はきちんと初期胚で凍結してもらうようお願いしていたのでようやく凍結できた。
夫にも連絡し、一仕事終えた気分である。

次回は採卵?移植?


ようやく凍結卵が1個できた我が家。

次は貯卵をするか、移植へ進むか。
かなり悩んだが手持ちの凍結卵を増やすことに決めた。
卵が採れるのであればできるだけ増やしておきたい。
先生にもその旨を伝え、採卵を続けることにした。
私のAMH値から、1個でも凍結できれば御の字だ。

そんな私の心境を察してか、次の採卵では卵を2個凍結することができた。
ビックリである。

ありがとう、私の卵!
ありがとう、夫のおたまじゃくし!
ありがとう、クリニックのみなさま!

本当にそう叫びたい気分になった。

これで手持ちの凍結卵は3個。
もう少し欲しいな、と欲張りたくなったがグッと堪え(顕微授精がデフォな我が家、お金の問題もあったし)次回は移植へコマを進めることにした。



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