不妊治療ヒストリー43 ~凍結結果にショックを受ける~

採卵した次の日に病院へ確認すると、卵3個中2個は受精、1個は未成熟卵とのことだった。
結構な大きさだったのに未成熟ということがあるのか…。

27日に凍結結果が分かるので、今日の昼過ぎに電話で確認した。
受精卵2個とも凍結できるまで育っていないらしく、胚盤胞になるまで様子を見ることになったとのこと。

ああ、またか…。

一番最初の採卵からずっと同じパターン。
「もしかしたら…」とドキドキするも、胚盤胞まで育たずに終わる。
期待していたのに。

そんなことを言うと、友人や親からは「胚盤胞まで育つことの方が少ないんだから。不妊治療はすんなりいくことはない。落ち込むな」なんて言われる。

そんなこと分かってる。
すんなりいっているなら、子どもが欲しい人は今頃みんな親になっている。
「不妊治療は確率が低い」なんて言われていない。

でも、低いながらも少しでもある可能性にかけて「うまくいく」って思ってしまう。
妊娠して産んで、育てる。
みんながやっていることを、私だって期待してもいいじゃないか。
母親になれる、なりたいって思ってもいいじゃないか。

妊娠は努力の範疇ではないらしいけど、結果が出ていないということは私の頑張りが足りていない。
もっと、もっと、人の倍以上は頑張らないと。

今回もいつもと同じパターンだから、もうあの受精卵には期待しない。
期待するだけ辛いから。

次の採卵に向けて、ただがむしゃらに頑張るだけだ。

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