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不妊治療ヒストリー60 ~3度目の転院~

【※不妊治療が保険適用になる前の話です。現在の状況と異なる部分があります】


2021年4月のとある日、紹介状を手に転院先の病院へと向かう。
最初にかかった病院を入れてこれで3軒目となる。
ここでダメなら子どもを持つことを諦めようと夫とも話していた。

紹介状と今までの治療歴をまとめた表、問診票を記入し受付へ提出する。
しばらくするとスクリーンに自分の患者番号が表示され、別室へと案内された。
医師の診察の前に看護師から資料を基に色々と問診をされるらしい。病院で使われている薬や検査内容、価格表など一通り資料を渡された。治療歴を参考にしながら、薬剤アレルギーの有無や必要な検査内容の確認・説明を受けた。

問診の後は診察室へ。
どうやら医師は3人いるようで、この日担当だった医師は優しい人で安心した。
メインでお世話になる医師は違う人らしいが、どんな人なのか…怖い人でないことを祈る。

1周期目は検査をするとのことで、クラミジアの検査と内診に始まり陰性であれば後日血液検査へ。
検査に異常がなければ採卵周期に向けて準備を進めていくと説明があった。

泣いても笑ってもここが最後。
できることは全てやり、後悔のないようにしたい。
「もしかしたらどんでん返しで授かるかもしれない」という希望を胸に抱きながら、私たちの不妊治療は新たな幕を開けるのであった。


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