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【記録】37歳からの不妊治療

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37歳から40歳までの不妊治療のアレコレ話を書いています。 (※保険適用以前の話になるので現在の状況とは異なる部分があります)
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#移植

不妊治療ヒストリー62~n回目の採卵~

【※不妊治療が保険適用になる前の話です。現在の状況と異なる部分があります】 採卵日当日の朝7時半までに来てくれとのことなので、いつもより早起きだ。 腹ペコなのに朝ごはんはおろか水分すらとることができないのが辛い。 お茶を飲みたくなるのをぐっとこらえ、「採卵のためだ…」と呪文のようにぶつぶつ唱えながら家事をする。 バタバタと家事をしている横で一仕事(採精)を終えて夫が優雅にコーヒーをすすってるのが視界に入る。 いいな、美味しいもの飲めて…と羨ましい反面、募るイライラ。

不妊治療ヒストリー60 ~3度目の転院~

【※不妊治療が保険適用になる前の話です。現在の状況と異なる部分があります】 2021年4月のとある日、紹介状を手に転院先の病院へと向かう。 最初にかかった病院を入れてこれで3軒目となる。 ここでダメなら子どもを持つことを諦めようと夫とも話していた。 紹介状と今までの治療歴をまとめた表、問診票を記入し受付へ提出する。 しばらくするとスクリーンに自分の患者番号が表示され、別室へと案内された。 医師の診察の前に看護師から資料を基に色々と問診をされるらしい。病院で使われている薬や

不妊治療ヒストリー61 ~3軒目の正直~

【※不妊治療が保険適用になる前の話です。現在の状況と異なる部分があります】 ひととおり検査を終え異常がないことを確認できた。 まずはホルモン剤を飲み、生理が来たら採卵周期に入るながれになった。 地獄のホルモン剤処方されたのはプラノバールという錠剤。 2軒目の病院でも同じものを処方されたが、とにかく吐き気がひどい。就寝前に服用すれば吐き気は幾分か楽になると説明を受けたが、私の場合寝られないくらい吐き気がすごい。横になっても起きていても吐き気は収まらず、ほぼ一晩トイレとお友達

不妊治療ヒストリー59 ~判定日までと当日の話~

移植した日から体調の変化に「もしかして?」「これは…!」と 事あるごとに気にして、検索魔と化した。 が、あまりにもそれらしい変化もないのでそのうち検索するのをやめてしまった。放っておくと延々と検索してしまうし無駄に不安を煽るだけだ。 それと同時に、以前予約を入れていた転院予定先の病院から「予約の空きが出た」との連絡が入った。なんというタイミング! 移植をしたばかりであること、判定日は15日であることを伝えると判定結果が出たら連絡してほしいとのことだった。長くて半年~1年待

不妊治療ヒストリー57 ~移植前のアレコレ~

3月某日、生理が始まったので病院へ。 いよいよ移植周期のスタートだ。 D2からプレマリンを服用し、途中からデュファストンも加えて 4月3日まで続けていくスケジュールになった。 が、飲む錠数がとてもややこしい。 D2は夕に2錠、D3~5は朝夕2錠ずつ、D6~15は毎食後2錠、D16の朝まで 2錠、あとは移植日の夕まで1錠…といった具合だ。 D16からはデュファストンも一緒に服用していくので、間違えないように 気を付けないといけないのが地味にストレスである。 並行して内膜の

不妊治療ヒストリー番外編 ~乳がん検診~

満を持して迎えた3月。 いざゆかん、移植へ! の前に… 「痛かったらヤダな」と延ばし延ばししていた乳がん検診。でも何か見つかるなら早いうちがいいよな、と意を決して受診した。 以前不妊治療で通っていた病院で乳がん検診をしていたので、勝手知ったるなんとやらで予約。触診&超音波+マンモグラフィかと思っていたら、年齢的には触診&超音波のみでOKとのこと。涙目になって痛みに耐える未来は回避できたのでよかった。 ほぼ1年ぶりに病院へお邪魔したが、院内がコロナ対策仕様に様変わりしてい

不妊治療ヒストリー56 ~お休み期中のアレコレ~

移植を3月に控えて、2月中に「今のうちだ!」と思い立ち諸々の用事を片付けていくことにした。 1.夫を男性不妊外来へ送り出す前回の採卵結果が残念な結果に終わり、同時に夫の精子所見があまりにも良くなかったため先生から男性不妊外来の受診をすすめられた。 月イチで来る男性不妊専門医に今までのデータを見てもらい、エコーと触診で形に異常がないかを確認するとのこと。あと通院開始時にした血液検査で血糖値が高めだったので、再度確認のために採血もおこなうらしい。 ちなみに夫に前もって「当日