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私たちはなぜ嵐を好いてしまうのか

嵐が去って5日。
お正月休みで暇なのも相まって、いまだ彼らへの想いは続く。
いやまあそれは、きっと一生そうなのだろうけど。

実家に録りためておいてもらった録画を永遠にみているが、常に彼らとの関係は受動的だったなあ。能動的に愛を示したい!というキモい想いから書くという能動的な行為をはじめてみました。

今回はファン目線というより、「なぜこんなにも多くの人が嵐を好きになってしまうのか?」というような目線感で書いてみたいと思う。

共通認識としての個性

いつも眠そうでぼーっとしてるけど、多彩な人
頭良くてしっかりしてるけど、私服とかちょいダサな人
天真爛漫で元気一杯だけど、天然でやらかす人
ツッコミキレて演技上手いけど、ずる賢いインドアな人
カッコよくてこだわり屋だけど、どこか抜けてる人

※分かりやすさのためにできるだけ単純に言い表してます笑

これを順不同で並べられても、この嵐の誰なのか!?クイズに答えられる人が老若男女で多いというのが、まず一、嵐の凄さだと思う。

最近発見したのだが、「嵐の中で誰が好き?」というトークテーマは、驚くほど誰とでも盛り上がることができる。同世代の友達とであれ、男友達とも、親子でも、先輩後輩でも。
上記のような共通認識された個性があり、かつバラバラであるからこそだと思う。

恋愛対象としてどんな人が好みか?どんな友達と一緒にいたいか?自分自身がどういう人でありたいか?
意外な人が意外なメンバーのことを意外な目線でみていて深い話になったりするので、ぜひ試してみてください笑

「いつもの」を表現するバランス感

だからこそ、シンプルかつはっきりとしたキャラクターと変わらぬ関係性によって、どんな番組などのコンテンツでも安心感を持って楽しみ続けることができるのだと思う。

人間はやっぱりどこかで「いつもの」が好きで、そこまでコアなファンでなくても「5人のいつも」にほっこりしてしまう。

それは5人を繋ぎあわせたジャニーさんの千里眼もあるとおもうが、5人がお互いを観察し気づかい、テレビマンや編集者の力も加わって徐々に育てていったものであると感じる。

だからそれは1人1人の個性であるようにみえて、同時に「5人のかたち」なのである。

「違う人」達の絆に私たちは弱い

最初に書いた5人5様の個性は、5枚のカードが次々にオモテウラが返ってゆくように、ある時は誰かを引き立てある時はその組み合わせで大爆笑を生む。

近年の社会の風潮が特に後押ししたかもしれないが、人間は一見相容れなかったり分かりあえないような個性を持つ人同士の絆を好きになりやすいと思う。マンガやドラマや歌などでも古くから用いられてきたストーリーだろう。
これはきっと、人間が育っていく中生活していく中で、自分とは異なる人間に遭遇し一つ二つは失敗談、成功体験があるからではないかとも思う。

嵐は、5人がそれぞれ対極にいるようなその相手の個性を尊重しあい、好きあっていることがとても伝わるやりとりをする。
心の中に多くの人が持っているであろう「そういう関係性っていいよね」にドンズバなのである。

ちなみに最初の5つの文の中で、大野くんだけ長所(のようにみえるもの)と短所(のようにみえるもの)の順番が逆なのは気づいただろうか?
オモテをいかに際立たせるかがアイドルなのに、ウラっぽいものがオモテの印象に来ている人がリーダーであることが、また嵐を身近に感じるふんわりとした雰囲気を醸し出し、そしてそのリーダーのウラである多彩さがパフォーマー・エンターテイナー集団としての威厳を形づくっているのではないかと思う。
分かりやすく言うと「ギャップ萌え」の究極バージョンです。
これも多くの人類の大好物ですよね。

最後に愛を叫ばせてくれやがれ

あくまでこの記事は、嵐という物語のほんの一掬いを文字にとどめただけのものだ。
このタイトルで、私だけでも10連載くらい書ける気がするけれど、実に多面的な彼らをどんな言葉を尽くして言い表そうとしても、「語り尽くせてない感」を抱いてしまうのだなあというのが編集後記です。

「こんなに苦しむのなら出会わなければ良かった」に対しての感情は、 やっぱり「君を知らずに100年生きるよりずっと良い」なんだよな。(映画ポカホンタスより)
そう嵐に対しての多くの人の言葉を読んでいて思いました。
沢山の言葉をくれた彼らにもし一つだけ言葉を届けられるとしたら…なんだろう。
年末の特番などでも数々の人々が彼らに言葉をかけていました。
その色んな言葉にすごく感動させられ救われたのですが、黒柳徹子さんが最後に仰った言葉がすごく温かくて、なんとも切なくて、深い祈りに満ちた言葉だなあと感じたのでこれにします。

大野くん、翔くん、相葉ちゃん、にの、松潤。
「お幸せに」

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