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「好き」は伝えられるうちに

出会いは2年前。
もう2年も経つのか、と感慨深い。

私は自他共に認めるミーハーで
行列に並ぶほどの根性はないけど、流行っているものはとりあえず試したい。

サウナとの出会い

当時は知人に勧められて、最近流行ってるしな、くらいのノリだった。

はじめる前のイメージは
「熱すぎて無理」「水風呂は寒すぎて無理」
そんな感じ。

1回目、デビュー戦。
ベストボディジャパン日本大会の数日後だった。

サウナ。やっぱり熱い。でも、聞いた通り10分はがんばる。
水風呂。は?寒い。正気か?
外気浴。これは、気持ちいい。

でも、熱いところと寒いところに入らなくも外の空気は気持ちよくない?
と半信半疑のまま3セット。

出た後はオロポを飲む。ミーハーですから。

うまい。
そりゃそうだ。
お風呂上がりの甘い炭酸はうまいのよ。

3度目の正直

1回目は正直よくわからなかった。

2回目、3回目と場所を変えて行ってみた。
バイアスがかからないように、ひとりで数箇所行ってみる。

毎回3セット。

繰り返しているうちに3箇所目のサウナで
「ととのうってこういうこと、、、?」
という気持ちになってきた。
合ってるかはわからない。
でもなんだろう、とにかく外気浴がふわふわと気持ちいい。
お風呂だけでは得られない感覚だった。

サウナ後のレモンサワーがいつもの何倍も美味しく感じるし、
よく眠れる。

気づけば探しているサウナチャンス

旅行先やトレーニング後、
気づけばサウナチャンスを探すようになっていた。

トレーニング後のサウナは最高に気持ちがいい。

ヒートショックプロテインがどうだとか、
トレーニング後のサウナは筋肉に良くないだとか
いろんな意見を目にしたけど、もはやどうでもいい。

「トレーニングした後にサウナに入ると最高に気持ち良くて幸せ」
これだけで十分、私にとってはサウナに入る理由になっていた。

悩んでいる時もサウナ


週に何度もサウナに行っている時期があった。
振り返ると、明らかに人生に悩んでいる時期だった。

サウナに行くと、強制的に全ての情報からシャットダウンされる。
インプットもアウトプットもできない。
自分自身との対話をするにも、サウナ室に入ってしばらくすると熱くて対話どころじゃない。
熱々になったら体を水風呂で今度はキンキンに冷やして、
椅子に腰掛けて脱力すると頭が空っぽになって無の境地。

「サウナに入ると頭が冴えてアイデアが生まれる」
という意見もよく聞くけど、
私の場合は無。空っぽ。
そこには良いも悪いもなくて、ただただ「今」がある。
「私、何に悩んでたんだっけ?」
そんな感じ。

当時は頻繁に悪夢にもうなされていたけど、サウナに行った日はよく眠れた。

サウナは私のモヤモヤした頭の中を空っぽにしてくれた上、
睡眠の質まで向上させてくれた。

私にとっての現実逃避先が、サウナだったのかもしれない。

サウナがなかったら、悩みから解放されて頭を空っぽにして寝るためにアルコールにでも逃げていたかもしれない、と考えると恐ろしい。

ありがとうサウナ

熱しやすく冷めやすい、飽きっぽいミーハーな私だけど
いつのまにかすっかり「趣味はサウナ」と言えるくらいには
サウナ好きになった。

それでも時間が経てば
「そういえばサウナにハマってた時期があったよね〜」
という時が来るかもしれない。
来るような気がしてる。

だからこそ、悩んでいた私を救ってくれたサウナのことを今ここに残しておこうと、つらつらとサウナへのラブレターを書いているのです。

今日も美味しいレモンサワーをありがとう。



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