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パネル展☆食育わくわく体験~食でつながる小田原と横浜の学生~Part3

パネル展に出展予定の食育わくわく体験レポートです!
3回目のテーマは、小田原の特産物「梅」!
◆日時 2023年6月11日(日)9:15~16:30
◆場所 小田原市曽我
◆目的 小田原市で、実際に梅を収穫する。農業の現状や地域それぞれの問題発見と解決策について考えます。
◆内容 9:30 アイスブレイク
    10:00 しそジュース・梅ジュース作り
    12:30 梅収穫
    14:30 小田原市農政課・梅農家枝野氏より講話
◆連携 小田原市
◆協力 枝野吉光氏  梅の里センター 小田原市農政課

梅畑までの道も風情がありました


◆実習を終えて…
農家の皆様、私たちの実習に関ってくれた皆様、この度は、「梅」の収穫という、貴重な体験の機会を設けていただき、ありがとうございました。私自身、これが初めての経験だったため、一生の思い出となりました。そんな中、私は今回の体験を通じて、主に4点感じたことがありました。
 まず1点目は、「梅」を一つ一つ丁寧に手作業による収穫していたことです。 そのため、私たちは手間暇をかけて一つ一つの果実を摘み、普段の農家さんの苦労を知りました。これは、果実が熟すタイミングが一つ一つの果実で微妙に異なるためであり、最高の品質を保つためには、この手間が必要だと聞きました。このことは、食物が自然から得られるものであり、その価値を高めるためには、誰かの努力が必要であることを改めて実感させてくれる経験でした。

枝野吉光氏 収穫方法を伝授中
落ちている梅を丁寧に拾います 

2点目は、季節の流れを肌で実感できたことです。「梅」の収穫は初夏に行われ、これは生命が最も活発化する自然の周期と完全に一致することを学びました。実際に、実習を通じて、私たちはカタツムリや蝶など、小さな生命体に出会いました。これらの生物は、季節の流れを教えてくれる大切な指標でもあり、梅の実が成熟すると同時に、夏が間もなく訪れることを示してくれます。 

収穫した梅たち


3点目は、食の起源を理解できたことです。私は、「梅」の収穫から加工までの一連の流れを体験することで、食の供給チェーンを深く理解することができました。この食品がどこから来て、どのようにして私たちのテーブルに到達するのかを理解することは、持続可能な食生活に繋がると考えています。そうすることで、地元の食材に対する尊敬と感謝の気持ちを育てることができると思います。 

初めて梅シューズを作りました

4点目は、地域の文化を学ぶことができたことです。地元で生産される「梅」は、その地の文化や伝統と深く結びついており、梅を使った料理や梅酒、梅干しなど、その生産・製造方法は地域のアイデンティティとなっています。地域の伝統や文化、そして何よりも人々の生活が、「梅」という一つの果実にどれほど深く影響を与えているか、その現場を理解できました。 最後に、収穫した梅を使って作った梅ジュースは、味わい深く、とても大好評でした。手作りの梅ジュースは、梅の一粒一粒に、収穫の労力、自然の恵み、そして人々の努力が詰まっているように感じることが出来ました。そのことから私は、全ての人々が一度は「自分の食べ物がどのように生産され、加工され、供給されるのか」を理解する体験を持つべきだと強く思います。それは、私たちが食べ物に対する尊敬と感謝の心を持つために必要なことであり、これらの体験を通じて得た学びが、私たちの持続可能な生活に役立つことを願っています。 

梅の里センターの前で


1日という短い時間でしたが、小田原の梅収穫体験は、私にとって貴重な時間でした。その経験や体験は、「食」や「農」に敬意と感謝の気持ちをさらに深めることができました。この経験を通じて得た知識と感動を、今後の生活や活動に活かしていきたいと思います。
(ライター 法学部法律学科 4年 尾坂 凌) 


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