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小田原フィールドスタディ

みなとみらいキャンパスでの社会教育課程の授業紹介です!
この日は、社会教育課程を履修する学生たちが、地方都市の現場においてどのような可能性と課題があるか、そして社会教育の実践により地域社会をいかに持続可能なものにしていけるかについて、実際に行われている活動の様子から学ぶため、小田原に行きました。

小田原駅名物 おだわら大提灯

【実習概要】
授業名 社会教育演習(社会教育課程)
指導教員 加藤憲一 非常勤講師
実習人数 8名
日時 2023年6月24日(土)
場所 おだわら市民交流センターUMECO
   https://umeco.info/

   小田原市生涯学習センターけやき
   https://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/e_f/s-center/cho.html


施設を案内していただきながら、説明を受けました

 まずは、小田原市市民交流センターUMECOにて、小田原市で実際に行われている、社会教育および生涯学習の活動拠点における諸団体の取り組みと拠点について運営学びました。
しっかりと学んだあとは、ミナカ小田原14階から小田原全体を眺め、小田原の名物を堪能し、ちょっとブレイク。

小田原グルメ!

その後、小田原市生涯学習センターけやきに移動し、課題解決の担い手育成の取り組みである「おだわら市民学校」講座の傍聴と、グループワークでのファシリテート体験を行いました。

市民と一緒に考えます
熱心な話し合いが行われました

【学生の感想】
☆私は今回の実習を通して学んだこと、印象に残ったことなどが3点ある。
1点目はUMECOについてだ。つながりを生み出すきっかけの場となる、UMECOが駅の近くにあるため、多くの人が利用しやすいのではないかと思った。また、活動している人々がとても生き生きしていたのが印象的だった。
2点目は小田原の利便性だ。これまで小田原は田舎で何もないイメージだった。しかし実際に足を運んでみると東京方面にも電車一本で出るとこができ、駅周辺は商業施設が充実しており、とても住みやすい街だと思った。
3点目は社会教育の固定概念を大きく覆されたことだ。社会教育=マニュアル第一のような学びをこれまで受けて来た。しかし、本日の講義でその固定概念が大きく覆された。1番大切なことはマニュアルではないと強く感じた。(経営3年 S.H)

☆社会教育課程の授業においてラベルワークは何度か行ったことがあるが、初対面のグループに入りファシリテーターとしてワークを行うのは初めての体験で非常に難しかった。明るい雰囲気で行うことができたのは良かったが、自身の反省点としては、時間の配分を細かく考えることや、発言者に偏りがあったためもう少し気配りをするべきであった点が挙げられる。また、おだわら学講座の廣瀬先生の講義で、地元の民俗的営みの中には知恵と知識が刻みこまれているという話には非常に感銘を受けた。今まで大学で専攻し、学んできた歴史や民俗が自身の財産となり、地域づくりには欠かせないものであることに気づくことができ、自信となった。(国際日本3年 N.A)

【小田原市職員より】
社会教育課程で学ぶ学生の皆さんに「おだわら市民学校」を見学いただくのは、昨年度に続き2回目となるので、今回は実際に皆さんにファシリテーターとして、講座のふり返りのグループワークに参加していただきました。
限られた短い時間の中で、市民学校の受講生とは初対面にも関わらず、それぞれが工夫され、時間内にまとめていこうと真摯に取り組んでいただいたおかげで、どのグループも受講生の意見を十分に反映した発表になったと思います。
これから社会教育実習等も控えているとお伺いしましたが、今回の経験が今後の皆さんの実践への一助をなることを願っております。
(小田原市文化部生涯学習課 遠藤典子氏)
 


初めてのファシリテートの経験から、自分の現在持っている力を目の当たりにし、社会教育士としての力不足を実感した学生もいたようです。ですが、自分の持っている能力をしっかりと見つめることも、社会教育士として大切なことだと思います。
この経験を、卒業後の社会教育士としての活躍に結びつけてほしいです。

【協力連携】
〇小田原市文化部生涯学習課 副課長 遠藤典子氏
〇おだわら市民交流センターUMECO
・施設運営者「市民活動を応援する会」理事長 興津正治氏
・施設管理者「小田原市事業協会」センター長 柏木敏幸氏

(文責:地域コーディネーター 益田麻衣子)


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