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2023年度民俗調査実習報告会

2024年2月20日、歴史民俗学科で開講している民俗調査実習の授業の一環として、調査に協力していただいた方々をみなとみらいキャンパスに招き、報告会を行いました。
当記事ではそちらでの1日をお届けします!

「民俗調査実習」とは

民俗調査実習は、2年次から受講することのできる歴史民俗学科の専攻科目で、実際にフィールドワークを行い、そこでの学びや体験の記録を報告書や映像に残します。昨年度に続き今年度も三枝浜太郎さんが営むあらく農園へうかがい、普段から行っている行事や農作業の手伝いをさせて頂きつつ、様々なお話を聞かせて頂きました。今年度は盆行事、例大祭、普段の生業についての報告書と映像を作成しました。

お出迎え

14時、キャンパスの前にいらした浜太郎さんとボランティアの方々をお迎えしました。また、事前にキャンパスに興味があると伺っていたため、会が始まる前に学生による1時間程度の学内ツアーを行いました。

ツアーの様子

報告会開始

ツアーが終わり、少しの休憩を設け報告会が始まりした。開会の挨拶がされ、まずは作成した報告書をお渡ししました。少しの間、中身を見て頂く時間があったのですが、その最中はどなたも真剣にご覧になってくださっていました。

報告書をご覧になっている様子

ある程度ご覧頂いたところで場所を移し、映像の上映に移りました。およそ20分程度の映像には、生徒が行事の手伝いをしている姿や、そこでの浜太郎さんやボランティアの方々との会話が収められており、行事の流れを残すための役割だけでなく、フィールドワークの振り返りとして、そしてこの授業の終わりにふさわしい内容でした。上映中ところどころでにこやかな顔が見えたり、映像のシーンを思い出しながら語ったりする姿が見え、満足していただけていたようでした。

映像をご覧になっている様子


上映が終わり、代表として浜太郎さんから感想をいただくことになりました。
「記憶はいずれ忘れてしまう。だから行事や農作業について学生たちが調べてくれて、それを記録として残してくれるのが嬉しい」とおっしゃってくださいました。
この授業で私たちが行ってきた活動の成果が認められたように感じ、非常に光栄でした。

懇親会

 報告会の後にはお菓子や飲み物を用意し、ちょっとした懇親会の場を設けられました。フィールドワークを通じて学生たちと浜太郎さんやボランティアの方々との仲も深まっていたようで、教室中が楽し気な声であふれていました。最後は浜太郎さんに一本締めで締めていただき、閉会となりました。

会の締めを行う浜太郎さん

終わりに

最後になりますが、今回調査にご協力いただいた浜太郎さんとボランティアの皆さんに感謝申し上げます。行事や農業に関して様々なお話をお聞かせいただけたこと、また、それらに関わらせていただけたことは、貴重な経験となりました。
本当にありがとうございました。

(歴史民俗学科2年 福島隼太)

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