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国語科教員を目指して〜授業、サークル、ボランティア(神奈川大学 日本文化学科 1年生 Kさん)

神奈川大学 国際日本学部 日本文化学科では中学・高等学校の国語科教員の免許が取得できます。Kさん(1年生)は、将来、国語科教員になることを目指して、日々色々なことに取り組んでいます。
今回は、Kさんに日本文化学科での学びや、課外活動についてインタビューしました。

Q:日本文化学科に進学した理由は?

A:小学校に入学する頃から剣道や囲碁を習い始めたことがきっかけで、伝統的な日本文化に関わるものに比較的触れて育ったこともあり、日本文化全般を学んでみたいと思っていました。また、高校の先生になりたいと考えていたので、国語科の教員免許を取得したくて、その両方が叶う本学の日本文化学科に進学しました。

Q:どんなことを勉強していますか?

A:1年生の段階では、日本語の発音や文法などの特徴を学んだり、日本文学を古典から現代まで概観するような授業を受けたりしています。それと同時に、日本のアニメについての授業も受けていて、日本文化を幅広く学んでいます。

Q:その中で、一番印象に残っている授業はなんですか?

A:私はアニメが好きなので、アニメを学問する授業も新鮮でしたが、特に、日本語の仕組みを体系的に学ぶ「日本語学概論」が印象に残っていますね。この授業では、日頃使っている日本語のメカニズムを学ぶので、色々と発見があり刺激的です。当たり前と思って使っている日本語が、実は誤用が定着したものであったり、省略されたものであったりすることを学ぶと、言葉に対する自分自身の感覚が一変して本当に面白いです。

参考 日本文化学科の学び1
日本語のしくみを学ぶ「ら抜き言葉」 
山田先生

Q:それは、国語科教員免許の取得を目指す上でも役立ちそうですね。

A:はい。日本語そのものについて本格的に学ぶことは、高校までではほとんどないですよね。ですから、国語科の根本にある日本語と本格的に向かい合うのは、本当に大切な基本から学んでいるという実感があります。

Q:国語科教員に関する専門的授業は、いつから学べるのですか?

A:2年生から学ぶことができます。1年生では、そのバックボーンになる日本文学や日本語学などを学ことから始め、2年生から「教科を教えるとはどういうことか」という学びが用意されています。当然、文学や国語学についてもより専門的に学ぶ授業も2年生以降でも用意されています。

参考 日本文化学科の学び2
国語の可能性を探る〜「クリティカル・リーディング」

澤口先生

Q:授業以外で頑張っていることはありますか?

A:サークル活動に力を入れていますね。「OC企画部」というサークルで、オープンキャンパスに関連するイベントに取り組んでいて、先生や事務職員の方と協力して活動しています。オープンキャンパスだけでなく、一般の方のキャンパスツアーのガイドも私たちのサークルが行っています。20人以上所属するサークルで、みんなで楽しく活動しています。

Q:なかなかユニークですね。

A:これも「教育」に関わる活動で、教職志望の私にとっては、実は一貫した興味のなかで見つけたサークルです。
学外では、実は、小学校で本の読み聞かせのボランティアも行っています。これは母が取り組んできたボランティアで、その影響を受けて始めた活動です。朝の読書の時間に母校に訪問しています。

Q:なるほど、ボランティアで「小学生への読み聞かせ」もあるんですね。
    Kさんは、何年生のクラスに訪問しましたか?

A:4年生のクラスで読み聞かせを行っています。朗読するのは本当に難しいですね。ですが、クラスの児童のみなさんが楽しんでくれているので、私も頑張ろうという気持ちになりますし、何より元気をもらえます。

Q:このボランティアも教育に関わっていますね。

A:そうですね。私は日本文化も勉強しながら自分の教養を高めて、さらに教師になるために色々なチャレンジもしています。特に中学校や高校の教師になるためには、教科と関連する専門的知識は必要ですから、私にとっては日本文化も教職の学びも全て繋がっていると思っています。


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