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卒業に

家庭教師の仕事は、生徒さんが卒業するタイミングでだいたい終了となります。
中学校や高校を卒業する彼らに、少しでも関わらせてもらった大人として何を伝えようか、何か伝えられる言葉があるだろうか、毎年毎年考えます。

ここ数年は、考えた末に、実は同じ言葉を送り続けています。
今年もきっとこれ。

「カッコいい大人になってね」

私自身も未だにカッコいい大人がどんな人なのかを模索しているところですが、私なりに私なりのカッコいい大人像を彼らに見せられたらいいな、と日々思っています。
そして、これから大人になろうとする彼らにもまた、自分が追求すべきカッコいい大人像を思い描き、一つの目標として向かっていってほしいのです。

カッコいい大人、きっと簡単じゃない。
一緒に時間を過ごした彼らなら、ズルや嘘はカッコ悪いときっと判断してくれるはず。
カッコいいとカッコ悪いの定義を自分で探すことから始めなければいけないし、なかなか長い道のりになるでしょう。

ずっと覚えてなくても良いけれど、人生の目標の1つとして、時々思い出してくれると嬉しいな。
そんなことを言ってた変な先生いたなって、ついでに思い出してくれたら嬉しいな。

卒業の3月、旅立つ皆様とご家族の今後の健康と活躍を祈ります。
そんな敬虔な気持ちになる時期です。

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