ねこ様の為の日常のケア【その1】
ねこ様に心奪われている、ねこ好きのみなさま!
毎日暑い・・・人もねこ様もこたえますよね。
こう暑いとなんだかダラダラとしてしまいがちですが・・・ねこ様のケアにお休みはなーーーーーーーしっ!!
という事で今回から数回に分けて、ねこ様の日常のケアについてお話をしてまいろうと思います!
【ねこ様のケア】と聞いて、何を思い浮かべましたか?
ねこ好きのみなさまならパッと思いつくのではないでしょうか?
ケアされないまま、病気になったり・・・ケガをしたり・・・。
そんなねこ様も、ゼロではないのです。
これは【酷い飼い主】だからという事だけではなく、ただ【知らなかった】場合も少なくないです。
自宅で、飼い主さんができるケアはしてあげられる・・・それが当たり前になると良いなぁと、やまねこは日々感じております。
今回は【爪切り】について。。。
1.爪切り
爪切り、みなさまは自宅でされていますか?
病院やサロンでしてもらっている方もおられるかもしれません。
室内で暮らしているねこ様にとって、爪切りは確実にしないといけないケアの1つです。
病院勤務の頃『最近なんだか猫の元気がなくてジッとしている。』とねこ様を連れてきた飼い主さんがおられました。
診察の結果、ねこ様は爪が伸び全て肉球に刺さった状態でした。
飼い主さんは【爪とぎをしているから爪は切らなくても大丈夫】と思っていたから起きた事でした。
室内で暮らしているねこ様は、いくら爪とぎをしていても・・・それだけでは不十分です。
特に体がグングン大きくなる1歳頃までは、爪の成長も早いと思っていてください!
こんな感じでカットしていきます。
【ピンクの所は切ったら血が出る】
なんとなく、それは知っておられるのではないでしょうか?
だいたいピンクの所から2mmくらいの位置でカットしますが、慣れないうちは先の方だけでもいいです。
その分チャンスがあればチェックをして切ってあげてください。
爪切りせずに放置すると・・・この神経と血管の部分も伸びます!!
爪は切ったらいいですが、伸びたピンクの部分は伸びたまま。
どうなるかというと、ピンクの所から2mmで爪切りしたところで爪が短くカットされない、となる訳です。
場合によってはピンクの部分ごと切って止血・・・。
神経なんでね・・・もちろん痛いです。。
想像するだけで可哀想でしょ・・・。
爪切りをする重要性、わかっていただけたでしょうか?
では実際に『どうしたらいいの?』の部分のお話にうつります。
2.爪切りに慣れさせる
ここに問題があって自宅での爪切りを断念されている方も多いのではないでしょうか?
ねこ様が仔猫の場合は、工夫次第で簡単に慣れさせられます。
とはいえ、【何をされるかわからない状況】はとりあえず嫌がります(笑)
毎日のスキンシップの中で以下の点を意識してください。
①お腹を上にして膝に乗せる(あぐらを組んでだっこでも)
②爪切りを見せる
③手先を触る
次は第2段階。
❶嫌がったらやめる。
❷『いいこだね。』『かわいいね。』など、ほめる時の声色で声をかける。
❸抱っこできたらおやつをあげる。(この場合のおやつは特別な物ではなくて、普段のドライフードで十分です。)
ねこ様が1度『嫌だ、痛い、怖い』と感じたら、その気持ちを取っ払うのは大変です。
嫌がる事を続行すれば、ねこ様は不信感から・・・懐かなくなる事も。。。
ここで大事なのは【爪切りが特別な事ではない】とねこ様にわかってもらう事です。
決して【押さえつけて無理やり爪切りを続行して切りすぎて流血】なんて事にならないように。
爪切りをする側も【いつも通りの声で・落ち着いて】ねこ様にいつもと大して変わらないと錯覚させましょう。
もしくは、我慢できたらそのあとは必ず良い事が起きる作戦です。
我慢した報酬は、おやつやお気に入りのおもちゃで遊んであげるなど、ねこ様が喜ぶものをあげましょう!
3.どうしても嫌がるねこ様には
仔猫だろうと成猫だろうと慣れる子はいずれ慣れます。
でも、どうしたって慣れない子がいるのも事実です・・・。
だから困っちゃうんですよねー。
極論【嫌でも爪切りをしない訳にはいかない】です。
ここだけ聞くと、先ほどのお話と矛盾して聞こえるかもしれませんが、優先順位のお話なのです。
【ねこ様のストレスはなるべくない方が良い】ですが、それよりも【ねこ様と飼い主さんが怪我をしない】事の方が、優先順位的には上位という事。
ですから【お互いが怪我をしないように、ねこ様には最小限のストレスで我慢してもらう】という事ですね。
嫌がるねこ様にはこんな方法で・・・
①2人で取り組む
②猫用マスクを使用する
③猫袋(洗濯ネットでもOK)を使用する
④切れ味のいい爪切りを使う
上の項目に共通して言えるのは【結果的に時間を最短で終わらせる】為の手段という事。
何をどうやっても嫌がるなら、せめて爆速で終わらせるのが1番。
我が家のねこ様は爪切りには慣れていますが、この理由から2人でサッサと終わらせます。
もし可能なら2人でするのがお勧めです。
猫用マスクはこんな感じの・・・なかなか衝撃的なビジュアルの物です(笑)
ねこ様は目からの情報が奪われる事で動きが鈍くなるのです。
やまねこ的には、あれば便利かもしれないけどわざわざ買わなくても良いかな、、です。
目隠し作戦をするなら、靴下やタオルでも代用は可能です!
こちらも、あれば便利だけど・・・のやつです。
洗濯ネットで代用可能ですが、この類は【入れるまでが大変】なんですよね。。
肝心の爪切りは切れ味のいいものに!!
それこそ100均でもあります・・・でも刃合わせが悪かったりするのも事実。
切れ味の悪い爪切りでカットして、切り落としきれず変な位置で割れてしまう、なんて事もあります。
そして何より、切れ味のいい爪切りは【時短】につながります!!
我が家ではこれを使っています。
ニッパータイプの爪切りもありますが、よほど巻き爪とかでもない限りはこのタイプの方が扱いやすいと思います。
4.まとめ
今まで何匹もねこ様をみてきましたが、結局のところ【2人 + おやつ】が最強かもしれません。
1番時短でできる。
それでも切る側が怖いとかできないって事なら、動物病院やサロンに行くことをお勧めします。
金額的には約500円から1000円くらいでしょうかね。
【絶対にしないといけない爪切り】ですから、工夫をして慣れてもらって自宅でできるのが1番ではありますが。
優先順位を思い浮かべて、無理せずでも確実にケアしてあげてください!
では、また!
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