パニック障害へのカフェインの影響
こんにちは、かなで(@kanade1985)です。
病気のしくみを知り、自分と向き合うことで、重度のパニック障害から改善した経験を発信しています。
コーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲料がパニック障害に良くないとよく言われます。
個人差はありますが、これは事実です。
では、なぜカフェインがパニック障害に良くないのでしょうか。
パニック障害の人がカフェインを摂ることで、身体にどんな影響があるのでしょうか。
■パニック障害へのカフェインの影響
・ノルアドレナリンの過剰分泌による影響
カフェインには「ノルアドレナリン」という神経伝達物質の生成を促す作用があり、このノルアドレナリンは覚醒作用を持っています。
カフェインを摂ることで、眠気が消えたり疲れを感じにくくなるのはこのためです。
ノルアドレナリンは過剰に分泌されると、
・ 不安感
・ イライラ
・ 不眠
・ 交感神経症状
などにつながり、パニック障害の症状が起きやすくなります。
パニック障害にカフェインが良くないと言われるのはこういった理由からだったのですね。
ちなみに私は重度のパニック障害だったとき、カフェインたっぷりの栄養ドリンクを週に2~3本飲んでいたのですが、当時は突然のパニック発作が頻繁に起きていました。
・パニック障害の人はカフェインを控えるべきか
では、パニック障害を改善するためにはコーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物を我慢しなければいけないのでしょうか?
一言でパニック障害と言っても、もちろん体質など個人差があることなので、カフェインを含む飲み物を飲んでも特に体調に変化がない方もいます。
ですが、カフェインを含む飲み物を飲んだ後に症状が起こりやすいと感じる方は、カフェインレスやノンカフェインの飲み物が多く販売されているので、こういった商品を選ぶと良いでしょう。
カフェインとの関連性はわからないものの、日常的にカフェインを摂っていてパニック障害の症状があるという方も、一度カフェインレスやノンカフェインの飲み物に変えることを試してみてください。
■パニック障害の人におすすめのカフェインレス飲料
・マウントハーゲン オーガニック フェアトレード カフェインレスインスタントコーヒー
本来の深く豊かな味と香りを残したままカフェインを除去したコーヒーです。
「超臨界二酸化炭素抽出法」という特殊な製法でカフェインを取り除いていて、風味や香りが損なわれにくいという特徴があります。
カフェイン残留率0.3%未満で、パニック障害の人も安心して本格的なコーヒーを楽しむことができます。
こちらは美味しいというレビューが多いので、コーヒー好きの方におすすめです。
・AHMAD TEA デカフェ アールグレイ ティーバッグ
高品質・良心価格という理念のもとで世界で広く愛されているアーマッドティーが販売するデカフェのアールグレイです。
上で紹介したマウントハーゲンのコーヒーと同じく「超臨界二酸化炭素抽出法」で、カフェイン含有量は紅茶100mlに対して1mg以下とかなり少なく、パニック障害の人も安心して飲めます。
クセがなくて飲みやすく味もいいので、私は常備しています。
個人的にはミルクティーにするのがおすすめです。
■まとめ
カフェインを摂取することにより、不安感が増したり交感神経優位になってパニック障害の症状が出やすくなることがあります。
コーヒーや紅茶が好きな人も、カフェインレスやノンカフェイン飲料を選んで、できるだけカフェインを減らす習慣をつけましょう。
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