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パニック障害と熱中症の違いとは!

こんにちは、かなで(@kanade1985)です。
病気のしくみを知り、自分と向き合うことで、重度のパニック障害から改善した経験を発信しています。

春から夏に向かって気温と共に上がる熱中症のリスク。

パニック障害の人は特に、熱中症に注意しなければいけません。
それは、パニック障害と熱中症はとてもよく似ているから。

この記事では、

・ パニック障害と熱中症の違い
・ パニック障害と熱中症の見分け方
・ パニック障害の人の熱中症対策

について解説します。


■パニック障害と熱中症の違い

・パニック障害と熱中症の症状の違い


私自身熱中症になって病院のお世話になったことが二度程あるのですが、どちらもパニック障害の症状とほとんど同じでした。

その症状というのが

・ めまい
・ 吐き気
・ 倦怠感

の3つでした。
これらは私がパニック障害の症状で一番多く起こるものです。
この他にもパニック障害でも起こりうる熱中症の症状として、

・ 頭痛
・ 発汗
・ 動悸
・ 息苦しさ
・ ふらつき
・ 手足のしびれ
・ 熱感

などがあります。
パニック障害の人が夏場にこれらの症状を起こしたとき、熱中症との違いを見極めるのは非常に難しいことです。

・パニック障害と熱中症の原因の違い


熱中症は、 暑い場所に長くいたりすることで本来私たちの身体に備わっている体温調節機能が上手く働かなくなることで起こります。
この体温調節機能というのは、自律神経の働きです。

一方、パニック障害も自律神経と深い関わりがあります。
ストレスなどの要因によって自律神経のバランスが乱れることで、パニック障害の症状が出てきます。

パニック障害と熱中症、どちらも自律神経の乱れが原因で引き起こされているのです。

■パニック障害と熱中症の見分け方

・パニック障害の症状が起きるとき


パニック障害の症状が出るとき、何かしらの出来事が引き金になる場合もありますが、これといったきっかけもなく、突然起こることも多々あります。

つまり、パニック障害と熱中症を見分けることはかなり難しいと言えます。

・違いがわからないときは、熱中症という前提で動く

どんなに苦しくても死ぬことのないパニック障害とは違い、熱中症は適切な対処をしなければ命に関わります。

また、先に書いたように、パニック障害と熱中症はどちらも自律神経の乱れによって起きるので、パニック障害の人は熱中症になりやすいと言えます。

暑い日に屋外にいたなど、熱中症が疑われる場合は

・ 涼しい場所へ移動する
・ 水分、塩分を摂る
・ 身体を冷やす

など、熱中症であるという前提で対処しましょう。
良くならない場合は、すぐに医療機関を受診してください。

気づいたら熱中症が悪化していた、ということがないよう注意してくださいね。

■パニック障害の人の熱中症対策

熱中症のリスクがある夏場は、いつものパニック障害の対策に加えて、以下の熱中症対策も行いましょう。

・ 涼しい服装
・ こまめな水分、塩分補給
・ こまめな休憩
・ 暑い日は外出を避ける

あとは、しっかりと休息を取ることや適度な運動による体力づくりを心がけましょう。

また、経口補水液を常備しておくのがおすすめです。

■まとめ

パニック障害と熱中症の症状はとても似ているため、その違いを見分けることは難しいです。
だからこそ、熱中症にならないよう気を付けたり、熱中症の可能性がある場合は早めに対処することが必要です。

しっかりと対策をして、無理せず元気に過ごしましょう。

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