「四国オフ・フォトレポート」3日目

 オフ会2日目は高知に宿泊し、一夜明けた3日目は小豆島の観光に向かいました。

■オフ会3日目(小豆島観光)
 この日はひとり朝7時頃起床。

 前日夜に、睡眠の確保を優先しようという話になっていたので、そっと宿を抜け出し一人で日曜市に向かいました。

 元々食べたいものはある程度リストアップしてあって、その中から名物のアイスクリンと芋天をチョイス。特に芋天は、揚げたてのお芋がホクホクかつ生地がモチモチでめちゃうまでした。
 せっかくなので芋天はpogiさんとたのんさんに一つずつお土産として持ち帰りました。 

 日曜市は、地元民向けのお店も賑わっていて、そこら中で「○○さんおはようございます~」「この前はどうも~」みたいな会話がされている雰囲気が、地方都市らしさに溢れていて大変ほほえましかったです。

 そんなわけで、朝の高知をひとり満喫したあとホテルに戻り、再びpogiさんの運転で高松へ。高速道路の移動は予定より順調で、早めのフェリーに余裕を持って乗れそうなペースで高松まで戻ることができました。

 おかげで少し時間に余裕ができたので急遽、レンタカーの給油と返却をpogiさんとたのんさんにお任せして、僕だけ香川県庁舎の前で降ろしてもらうことにしました。

 ここはぜひとも生で見たいと思っていた建築で、ただ今回のスケジュールだと時間的には見に行くのは厳しいかな……と思っていたところ、奇跡的に見に行く余裕ができたのは本当に幸運でした(その分、たのんさんとpogiさんにレンタカー周りで色々とお手数かけさせてしまいましたが……)。
 終戦後の民主的な日本という方向性に合致したコンセプトと、和風の意匠を取り入れたコンクリート建築というあたり、個人的には丹下健三建築の最高傑作では??とすら思います(よく知らないですが)。

 そこからはリアフォ&PCの入ったボストンバッグを抱えたまま2kmほど走って高松港へ。思ったよりもフェリーの時刻までギリギリでかなりハードな移動でしたが(自業自得)、自分のせいでフェリーに乗り遅れるようなことにならなくてよかったです。

 フェリーではいつものようにデッキに出て、海を眺めていました。この辺りだけでも行きたい場所が色々あるので、四国にはまた近いうちに訪れたいものです。

 このくらいのタイミングでpogiさんもデッキに来たので、「あの島が小豆島っぽいですね」「そうするとあの一番高いあたりが寒霞渓で、左側に見えるのが目的地ですね」「じゃああれがエンジェルロードですよ」などと盛り上がっていたのですが、その島を近くでよく見たら全然関係ない小さい島でした

 そんなこともありつつ、小豆島に到着。人口約3万人と直島の10倍近い規模なだけあって、島自体も近くに来てみるとかなり大きいことを実感します。

 本当はフェリーがもう一つ遅い便になる予定だったので高松で昼食をとる予定でしたが、フェリーを優先したことによって、昼食は小豆島で取ることになりました。

 ということで土庄港観光センターの小豆島そうめん
 そうめんが小豆島の名物というのは聞いていたものの、さすがに冬食べるには寒いかな……と思っていたのですが、天候にも恵まれてかなり温暖だったので、ちょうどおいしくいただけました。

 土庄港の2階には、「からかい上手の高木さん」のコラボスペースがあり、土庄町の力の入れ具合を感じます。

 港から5分ほど歩き、レンタカーを借りてまずはエンジェルロードへ。

 干潮時だけ道ができるという小豆島の有名な観光スポットなのですが、小豆島に着いた時間帯は潮が満ちてきていて割とぎりぎりだったので真っ先に向かったところ、なんとかまだ沈む前に往復できました。むしろちょうど道が沈むところを見れたので、これはこれでレアだったかも。

 せっかく近くまで来たので、エンジェルロード近くにある天空ホテル「海廬」にもダッシュで行ってきました(ここでも他の二人を待たせつつ……)。

 ここはケン・リュウ原作の映画『Arc アーク』のロケ地になっていて、映画でも印象深い場所として使われていたので、機会があれば行ってみたかったところでした。宿泊するわけではないので中までは入りませんでしたが、ホテルの外観、そしてホテルから見た海の景色が見られただけでもよかったです。

 続いて、車で少し移動した先にある富丘八幡神社。

 隣接する土庄中学校が「からかい上手の高木さん」のモデルとなった場所でもあり、この日も駐車場にはラッピングカーが停まっていました。
 石段の周囲に桟敷が並ぶのが小豆島らしい風景ですが、石段を上がると瀬戸内海が一望でき、展望スポットとしてもよい場所でした。

 ちなみに旅行の計画を立てる段階で、このあと小豆島のどこに行くかというのは割と旅行直前まで決めかねていて、「寒霞渓」or「二十四の瞳映画村」の二択で悩んでいたところです。そんなある日、小豆島の何かを調べている時にたまたま「小豆島ヴィラ」というバブル時代に整備された別荘地があるらしいというのを見かけました。
 バブルが崩壊したことで思ったより買い手が増えず、さらに水道も使えなくなったことから今ではほとんど居住者もいないそうで、しかも標高約600mの地点にあるため景色も良いという情報を聞き、廃墟が好きな自分としては大変心が踊ったわけです。
 そこで恐る恐るpogiさんとたのんさんに提案したところ、お二人も乗り気だったので、次の目的地は小豆島ヴィラとなりました。

 ツイート1枚目の写真は「しあわせの丘」という展望スポットから。
 ここはもともと土地所有者の方が太陽光パネルを設置しようと木を伐採したところ、あまりに景色が良いので設置を取りやめて展望スポットにしたそうです。景色が良いのはもちろん、倒木がそのままになっていて荒涼としているあたりがたまらないですね。

 その後、草木の生え散らかした道路をレンタカーで恐る恐る進み、有名な「石の館」の周辺などを散策。
 以前は建物に自由に出入りできた頃もあったそうなのですが、今は所有者の方がいるそうでしっかり施錠されてしました(ネット上の情報を見ているととても楽しそうな建物なので、いつか観光客も入れる機会があればぜひ再訪してみたい場所です)。

 この辺りで少し天候が怪しくなってきたのですが、最後に小豆島ヴィラ北東端にある「一枚岩」に向かいました。

一枚岩でくつろぐP氏

 あいにくの天気ではありましたが、ここも島の東側を見渡せる絶景でした。

 割とのんびり散策していたら意外といい時間になったのでレンタカーの返却へ。
 pogiさんとたのんさんを小豆島の温泉施設「オリーブ温泉」で降ろし、港まで戻ってレンタカーを返却した後にシェアサイクルで温泉にいる二人に合流しました(ちなみにシェアサイクルが通信エラーで返却処理できず、2日間借りっぱなしになるというトラブルがあったりしましたが後日無事解決しました)。

 先にレストランで夕食を食べ、温泉に入り、

バスの時刻まであと1時間ほどあったので卓球に興じました。何年ぶりか、下手したら10年以上ぶりの卓球は下手くそながら大変楽しかったです。

 温泉からバス停へは15分ほどかけて徒歩で移動、バス待ちの間に周辺を一人でぶらぶら散策。

 その後やってきたバスに乗って、フェリーの発着する坂手港に向かいました。

 小豆島からは夜行フェリーで神戸へと向かうのですが、バスが21時15分頃に港についてからフェリーの出港までは1時間半くらい待ち時間があったので、それまで港で待機。寒空の下、野外で長時間待つことを覚悟していたのですが、待合所のスタッフの方が予定よりかなり早く開けてくれ、ストーブもつけてくれたので非常に助かりました(といいつつ、僕はWTのノルマを打っておきたかったので、外に出て迷惑にならない場所でこっそりタイピングしてましたが)。

 今回の旅行は、令和の時代にも関わらずまったく四国連絡橋を使わなかったのでフェリーに何度も乗りましたが、神戸に向かうジャンボフェリーは名前の通りかなりのサイズ。でかいというだけでテンションが上がります。

 予約制のベッド付き個室などもあるらしいのですが、我々は畳スペースでの雑魚寝を選択。各自船内を散策したり、ゲームコーナーに行ったりと思い思いに過ごしましたが、疲れもありこの日は割と比較的早めに就寝しました。

「4日目」(最終日)に続く。


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