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「お前ら泣くな」

前回の記事から1年以上が経ってしまった。
そのときには到底
予想もしてなかったできごとが、今回の記事。
峯田が地元、青森にきてくれたのである。

あまり盛れていない峯田

前回のライブからまもなく、
今回の全国ツアーの発表があった。
全国ツアーと言っても多くのアーティストは、
青森にはあまり来てくれない印象がある。

でも今回は、青森に来てくれることを確信した。
【47都道府県を回る】と発表されていたからだ。

青森の中でも、
主に来てくれるところはおおよそ決まっていて、
青森市、弘前市、八戸市、
この3つのうちのどこかだろうと予想をした。

後日詳細を見ると、弘前市のライブハウスだった。
おそらく19年前、青森で銀杏BOYZが
最後にライブをしたであろう、弘前市。

青森会場 KEEP THE BEAT

お笑い芸人の空気階段もぐらが、
銀杏BOYZをみに来た弘前市。
このエピソードは界隈では有名な話。
この2人がラジオで語っている回が
YouTubeにあるので、
聞いたことない方は聞いてみて。
そのときのライブハウスは
もうなくなってしまったんだけど。
そのライブハウスを守っていた方が、
現在守っているライブハウスがここ、
KEEP THE BEAT。

ライブ終了後(ここだけ撮影許可あり)

今回のツアーは必ずゲストがいて、
青森のゲストはなんと、
GOING UNDER GROUNDの松本素生さん。
わたしは、ハートビートというアルバムを持っていて、
その中の「トワイライト」は
個人的にカラオケでよく歌う、大好きな1曲。

今回、トワイライトをやってくれることを
少しだけ期待していた。
少しだけ、というのは、
トワイライトがもう20年前の曲だから。

松本素生さんは、5曲ほどを演奏してくれた。
これまでのGUGがわかる曲を揃えたと言っていた。
歌い始めから、声が本当に優しくて、
歌詞と音楽からいろんな風景が浮かんで、胸が震えた。

あっという間に後半に差しかかるとき、
チューニングの1音目で、
あぁ、これは、トワイライトだ、と思った。
ひとつひとつの音、
ひとつひとつの歌詞を噛み締めながら、泣いた。

転換の時間をはさんで、いよいよ峯田が出てきた。
黄色い声援と、野太い声援が混じっている中、
峯田は満足そうに、オーディエンスを眺めていた。
そして、一瞬で3時間のライブが終わってしまった。
もう書くことは、ない。

今回も神番号

わたしは、銀杏BOYZの曲を知らない。
に、等しい。
峯田が目の前で歌ってくれるのを初めて聴いて、
目から、耳から、全体に浸透させていく。
前回のバンドサウンドとは違って、
アコースティックだからこそ、
峯田の声や魂が、自由に、すぐそこにあった。

峯田はわたしに、
バンドは楽しいこと、
めちゃくちゃかっこいいこと、
うまいだけが音楽じゃないこと、
たくさんの知らない世界を教えてくれた。
私のこれまでの人生の、大事なきっかけになった人。

今もこうして続けてくれているおかげで、
わたしは峯田に会うことができた。
しかも2年も連続で。

BABY BABYっていう、
GOING STEADY時代からの代表曲がある。
峯田の歌声が、観客の大合唱にのまれていて
本人はかなり興奮していた。
峯田の夢の先駆けになったかもしれない。
この現象はきっと、今回のツアー全会場で。

ちなみにこれからの時間、
あのちゃんのラジオに峯田がゲストで登場する。
もちろん、メッセージを送った。
送ったことに意味があった。
「峯田BIG LOVE」というラジオネームで。

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