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231203_脱炭素化社会について

【調べたこと】
2023/11/30からCOP28(国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議)が開かれ、産業革命前からの世界全体の気温上昇を1.5度以内に抑える「パリ協定」の目標達成のため、2030年までの目標について議論された。
・原子力発電を3倍に。
・再生可能エネルギーを3倍に。
・化石燃料を大幅削減。

世界(フランスやドイツ)は火力発電減少だけでなく、化石燃料脱却に向けて進んでいるが、電気代が大幅増、国民の負担になっている。
日本は現在、再エネ21.7原子力5.6天然ガス33.7石炭30.8石油8.2。
火力発電の減少には明確な目標を掲げておらず、経済負担に配慮してまずはアンモニア混焼を進めようとしている。
再エネについては洋上風力をメインに進め、風力や地熱については発展途上国への技術協力を考えていく。
太陽光は8割以上中国製になり依存リスクがあるので、経済安全保障(特定国に依存しない)に配慮しながら、ペロブスカイトなど国産エネルギーを前提とした技術開発を進めていくことが必要。
またEV化についても全個体電池など、さらなる開発に期待。

【思うこと】
欧米諸国に比べて日本の目標は消極的。
でも311を受けて原子力を完全撤廃したドイツは、再生エネルギーを進めて、その結果電気代が…。
コロナと戦争と2024問題で物価上昇は止まらず、経済活動への影響だけでなく足元の生活が苦しくなっている今、地球のために国民の健全な生活が損なわれるというのは本末転倒。
でも民間企業の技術開発に希望を託す日本の姿勢はあまりにも投げやりで、政府としての役割を果たしていないとも思う。
そのくせ理系研究者を支援しない政府は二枚舌過ぎる。
技術開発によるエネルギー問題の解決を目指すなら、官民連携、官学連携、行政による民間支援にもっと力を入れて欲しい。
ローリスクハイリターンを望む日本政府は信用ならない。
でもこのままだと結局は大企業が先行して、政府がそれに乗っかり、中小企業が続く…という形になるのかな。

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