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231205_食料安保について

【情報番組より】
食料自給率38%の日本。
戦後米だけでなく、肉、卵、牛乳へタンパク源は移り変わってきた。
畜産の飼料のほとんどは海外製で、戦争やコロナの影響で物価高の大きな影響を受け、離農する農家も急増している。
アメリカの牧草地帯では異常気象の影響もあり、5年前の倍近くに。
北海道では餌やりから乳搾りから全自動で行う最新型牧場もあり大量生産で儲けを出していたが、飼料高騰で赤字に。
配合飼料のコストは1年で1.5倍に。
飼料の原料であるトウモロコシの6割が自動車燃料のバイオエタノールなどに流れていることも要因の一つ。
しかしトウモロコシ自体が気候変動の影響で今世紀末までに24%減少予想。
戦後の食料自給率低下、酪農畜産の規模拡大は、アメリカの政策の一つでもある。

【思うこと】
食料自給率の問題は20世紀末から課題となっていたのに、なぜ何も政策を行わなかったのか。
結局のところ、戦後経済成長期は、全てを失って何もないところから成長するしかなかったから、高速道路、新幹線、原発…うまくいくものいかないものあったと思うけど新しい政策にどんどんトライした。
でも先進国として認められてから、現状維持を最優先にした。
そもそも、社会や環境はどんどん変わっていくのだから現状維持なんかできるわけなく、政策もその時々の問題や先行きを見通してトライしてみるしかないのに、失敗の許されない世の中になってきたと思う。
その考えがよくない。
日本の政治家は腐ってるという話もあるけど、政治家だけの問題じゃなく、国民全体の中で戦う気のない保守的な人間が増えている。
正解はなく、物の価値は時と共に失われ、人は歩み続けるしかなく、トライアンドエラーを繰り返し続けるしかないと、認識を改める必要があると思う。

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