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華生ばかり #0067

 寒い……。冬のお洒落は好きなんですが、大事なことを毎年忘れてます。厚着してアウター着てマフラーしてニット帽とかかぶって手袋したりしてると、窮屈でしょうがない。もうそれだけで海の底まで突き抜けそうな溜息が出ます。おかげで今日、古着屋さんに行こうかなと思ってたのに、あまりの体の重さに嫌気が差したので後日に回しました。洋服見る時って肩に鞄かけてると腕が疲れて見にくいからリュックで行くことが多いんですが、そんな重装備に加えてリュック背負ってることで全身に筋肉増強チェーン付けてるみたいな気分になって、加えて後述しますが体調も芳しくなかったので、あれは漫画だったら確実に顔に縦線入ってました。行きつけの古着屋さんを見つけてから冬を迎えるのは初めてなので、何としても慣れないと……。有明前には服を買い揃えたい。

■魔の再来

 ここんとこ一気に寒くなってきたから、もうマジで忘れてたってものを思い出す羽目になった。あの感じ。忘れかけてたアイツが再来。首と肩がバッキバキ!! 普通に座ってるだけで辛いやつ。喋る気力もなくなるやつ。ただ生きてるだけで体が辛いから、呼吸してるだけで鬱になってくるやつ。例のアイツ。いきなり来たから永ちゃんに電話しようと思ったら、タイミングの悪いことに永ちゃんの定休日。他にも整体師さんはいるんだけど、永ちゃんじゃないとダメなんだよね。電気治療だからぺたぺた貼ってもらうだけとはいえ、永ちゃん以外の人に貼ってもらっても場所が違ってるのか効かないの。伊達に約五年診てもらってないな、と実感するよ。

 今朝行ってきたんだけど、運良く今日の朝は永ちゃんしかいなくて(普段は院長と思われる上司やら色んな人がいる)電気治療の後に「ちょっと素早くベッドに仰向けになってもらえますか。誰か来たら出来ないので」と言われて、料金外なのに肩と首の骨の歪みをちゃちゃっと治してくれたよ。その帰り道の体の軽さと言ったら! 本当に神レベル。全国には色んな整体師さんや鍼師の方もいるんだろうけど、私にとっては本当に神。有り難い存在です。

 この首と肩の異常なまでの痛さというかだるさというか、これには数年悩まされてきて筆舌に尽くし難い闘いを強いられてきたんだけど、永ちゃんの的確な電気治療(と、塩日本酒風呂)のおかげですっかり良くなってて「どういうふうに辛かったのか」を本気で忘れてたから、久々に一日中溜息ついてる感じの辛さを実感したときは懐かしさすら覚えたよ。「おぉ久しぶり」みたいな、まるで旧友に再会したかのような。全然嬉しくないんだけど。同時に、体の状態をよく分かってくれてる整体師さんがいるってことに心から感謝した。永ちゃんいなかったら仕事できてないから、これほど有り難いことはないよね。

 永ちゃんって、腕があるから当然かもしれないけど、他の整体師さんに比べて顧客がすごい多いみたいで予約が取りにくいこともあるし「膝が痛くて階段上がれない」みたいな人を根気よく治療してて、数年後にはその患者さんがホノルルマラソン完走したとか、ちょっとびっくりしちゃうような逸話がたくさんある人だから、テレビに呼ばれたこともあるらしいんだよね。私としてはあんまり有名になって欲しくないんだけど、すごいよなー。

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