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華生ばかり #0084(無料)

 久々の無料公開です(都合により#0083は後日アップします)。今回は和風曲芸作品について詳しく書いていこうと思います。通販の和曲パック(C91)は今月末までの限定販売になります。これを読んで興味を持てたら、是非一度お手に取ってみて下さい。作品が売れないとラジオ(曲ギミ)を継続することも難しくなりますので、ラジオが好きだという方もこの機会に是非とも宜しくお願い致します。私はラジオも作品制作も続けていきたいという気持ちなので、何卒ご協力を賜れますと幸いです。……という導入から、作品紹介はキャラクターたちにお任せ!!

■和曲パック91

かぐや「こんにちわ! ここからは私が自ら作品を懇切丁寧に紹介してあげるわよ! あんたたち! ぼーっとしてないで! コンタクトつけて眼鏡かけて耳かきしてヘッドバンキングして、そういう準備をしたうえで! この私からのありがたーいお話を聞きなさいよね!」

シュリ「? コンタクトと眼鏡はまだしも、耳かきとヘッドバンキングの意味とは……これは文章コンテンツなのですが?」

幹太「姫ちゃん、あれだよね! 僕らの声を想像しながら読んでってことだよね」

かぐや「勿論そうよ、いわゆる脳内再生ってやつ。私たちの麗しい声を想像したら誰でもテンション上がってヘッドバンキングしちゃうでしょ! その準備運動も忘れないでね、ってこと」

シュリ「しかし、我々の声を実際に聴いたことがないユーザーには難しいのではないですか? 脳内再生といっても、一度ぐらいは聴いたことがなければ……」

かぐや「そりゃそうよ。でもそんなの聴いてない方が悪いんじゃない」

幹太「そういう人たちに僕たちのことを分かってもらうためにも、こういう宣伝活動は大事だってことだね! さっすが姫ちゃん」

かぐや「そういうこと。幹太もたまには頭が冴えるじゃないのよ」

幹太「まあね! でも姫ちゃんも人がいいよね。自らこういう場に出てきて作品紹介するだなんてさ」

かぐや「私ってホラ、根が優しいのよ。月の王女として常に庶民のこと考えちゃってるから。私ったら優しすぎ! やーん、怖い! 自分がこわーい!」

シュリ「(資料をめくる)ええと……まずはこれですね。和曲パックのC91。和曲パックというのは?」

幹太「あれ? 和曲パック知らない日本人なんているんですか?」

シュリ「幹太殿、それは思い上がりです。ほぼ誰も知りませんよ。しかも私は日本人ではありませんし」

かぐや「もー! そんな初歩的なことから説明しなきゃなんないの? ったく、シュリも頭良さそうに見えて案外バカね。和曲パックってのはね、全部よ! 全部!」

幹太「簡潔だね! 流石姫ちゃん!」

シュリ「申し訳ありませんが、もう少し詳しく……」

かぐや「嘘でしょ、今ので分かんなかったの?」

シュリ「一切分かりませんでした」

カイナ「和曲パックとはつまり。その時期の新作が全て入っているお得セットのことだな。しかも今回はバラで買うよりも千円も!お得ッ! 更に今なら『和曲コネクティングカード』もついている! 何という大盤振る舞いだ。しかもこのパックは今月末、すなわち1月31日までの限定販売だからな。これは何としても手に入れたいな!

シュリ「いたのか」

カイナ「悪いか」

シュリ「随分な出しゃばりようだな」

カイナ「何とでも言うがいい。私は姫のサポートをしているだけだ。無知なお前とは違って、予習も完璧にやってきている」

シュリ「では聞こうではないか。和曲コネクティングカードとは何だ」

カイナ「知らんよ」

シュリ「知らんよとは何だ!!」

かぐや「あーもう! あんたたち、こんな公の場でみっともないわよ」

幹太「じゃあ、代わりに僕が。えっと『和曲コネクティングカード』っていうのは」

かぐや「和曲パックを買った人だけが楽しめるweb音声コンテンツのURLが載ってる特別なカードよ! 持ってるのと持ってないのとじゃ、楽しさが全然違うんだから。かぐや姫ファイナルのオーディオコメンタリーとか、特別版の曲ギミも聴けるのよ!

幹太「その通り! その通りなんだけど、それは僕が言いたかっ」

シュリ「そもそも和曲パック91。今回の中身はどうなっているのですか?

幹太「それはね、」

かぐや「まず私たちが大活躍する『かぐや姫』『かぐや姫リバイバル』『かぐや姫ファイナル』のセット。それから、満を持して爆誕した『フェアリーテイル.inc』の第一巻よ。それに加えて、今話してた和曲コネクティングカード!

カイナ「ちなみに『和曲コネクティングカード』は、今月末までに和曲パックを購入しなければもう入手することは出来ないそうだ」

幹太「それからね、それからね! 『フェアリーテイル.inc』っていうのはね」

かぐや「幹太! さっきからうるさいわよ!」

幹太「ひどい!!」

シュリ「しかし内容を聞いた限りだと、これは今月末までに買った方がいいようですね。何しろ千円の割引は大きいですからね」

カイナ「先ほどの『フェアリーテイル.inc』のことなのだが……」

かぐや「私たちはかぐやシリーズについて紹介しましょ。そっちはそっちで、担当してくれる人たちがいるみたいなの」

カイナ「ほう、そうなのですか」

シュリ「かぐやシリーズ……。正に、我々の軌跡ですね」

カイナ「今すぐ注文しなければ」

かぐや「まあまあ、早まるんじゃないわよ。紹介はこれからなんだから」

幹太「カイナさんは、これまでのことを知らないですもんね」

シュリ「新参者もいいところですから」

カイナ「ほざいておけ。それで? 紹介というのは……」

かぐや「あのね。ファイナルを含めて、かぐやシリーズっていうのは三年ぐらいかけて三作品作られてるのよ。ファイナル以外の二作は今までダウンロード販売限定だったんだけど、今回めでたくファイナルと一緒にCDになったってわけ。音質もいいわよー」

シュリ「つまり、いきなりファイナルを聴かされて置いてきぼりになるようなことはない、ということですね。しっかりシリーズを通して聴ける、と……

かぐや「それもあるし、やっぱり手元にデータしかないっていうのは不安じゃない。だってパソコンが飛んじゃったらデータもおじゃんなのよ? CDを持ってれば、いざって時にも安心よね」

幹太「さっすが姫ちゃん! 堅実なところもあるよね!」

かぐや「ふふーん。私ってこう見えて結構しっかり者なのよ」

カイナ「つまり今回の和曲パックを買うことで、これまでのストーリーを高音質で一気に聴けるし、ファイナルでは私の雄姿も存分に確認できると」

シュリ「雄姿?」

カイナ「何だ?」

シュリ「……雄姿?」

カイナ「何なのだ!」

幹太「まあまあ、いいじゃないですか。ファイナルにして最強の刺客、カイナさんが登場して物語が大盛り上がりしたんですから」

カイナ「カッコ良かったな……」

シュリ「誰がだ」

カイナ「私以外におらんだろう」

シュリ「お前、かなり恥ずかしいぞ」

カイナ「全然恥ずかしくない! 私はカッコ良かった!!」

かぐや「ほらほら見てよ、これ。現物。この中に私たちの歴史が詰まってるのよ」

幹太「感慨深いなぁ。最初の時はさ、」

カイナ「姫。各巻の聴きどころなどがあれば伺っておきたいのですが」

幹太「あ、僕から……」

カイナ「いや姫が良い」

幹太「ぐっ、グレてやるー!!」

かぐや「そうねー。まず一話目の無印かぐや。これはね、意外とこれだけで完結しちゃってる感じでもあんのよ。きれいに纏まってるっていうかさ。これだけでも結構満足感あると思うわよ

カイナ「ほう、そうなのですか」

シュリ「そもそも、我々の話をシリーズ化する予定はなかったようだからな」

カイナ「そうだったのですか? 姫」

かぐや「そうみたいね。まさか三作品も作られるなんてびっくりよ。ま、それだけ私の魅力を書ききれなかったってことでもあると思うんだけど」

幹太「一話目は、結構ドタバタしてるね。ギャグのテイストが強い感じ」

かぐや「そうね。月からの襲撃があって逃げる、っていう話ではあるんだけど、戦うシーンが短いからね。あの時来たのってきっと雑魚だったのね」

カイナ「まあ、私ほどの腕を持った者はそうそういないでしょうからね」

シュリ「それは知らんが。ゴウバルガーで戦う私の姿は正に雄姿だ」

カイナ「私ほどではあるまい」

シュリ「お前は自分大好きか」

カイナ「大好きだ」

シュリ「何も言うまい」

かぐや「和曲パックでファイナルまで聴くってことになると、一話はキャラクターの紹介みたいなイメージで聴くってのもいいかもしれないわよ」

幹太「姫ちゃんと僕、シュリさんの特徴っていうか、人となりがよく分かるよね。それと、僕らの関係性なんかも」

かぐや「そうね。物語の第一歩目だから、まず一話を聴いて私たちのことを好きになるところからスタートするって感じね。私の可愛さに倒れるんじゃないわよ! 惚れるのはしょうがないけど♪」

シュリ「それでは、第二話の『かぐや姫リバイバル』ですが……」

幹太「あ、はーい! リバイバルね、僕大好きなんだ」

カイナ「ほう、そうですか。何ゆえに?」

かぐや「まぁ……幹太がメインの話だから。リバイバルはね、一話目とは打って変わって人間ドラマになるのよ」

シュリ「私としても思い出深いエピソードですね」

かぐや「幹太メインとはいえ、そこはやっぱり私も大活躍してるっていうか影の主役は私なんだけどね! 当然ながら!」

幹太「そりゃそうだよ! 姫ちゃんあってのリバイバル! あれはいい話だったなぁ」

シュリ「リバイバルには戦闘シーンなどは一切ありませんし、ひたすらにハートウォーミングな人情話と言っていいでしょうね

かぐや「シュリにとっては苦い思い出なんじゃないの?」

カイナ「ほう……それは興味深い」

シュリ「そんなことはありませんよ。当時は自己嫌悪に陥りましたが……でも、あの事件があったからこそ、私はこの地球をそれまでよりもずっと好きになったんです。そして同時に……あれを境に、姫と幹太殿を本当の家族だと思えるようになったんです」

カイナ「そうなのか。一体どんな話なのだ」

シュリ「愛というものの本質が分かる。絆というものの大切さを感じられる。そういう深い話であり、この星では当たり前の話とでも言っておこう」

カイナ「愛と……絆、か。随分キザに纏めるものだな」

シュリ「しかしそれが真実だ。聴けばお前にも分かるだろう。人間同士が信頼し合うに値する心のふれあいというものがな」

かぐや「やーね、そんな大げさなもんじゃないってば」

カイナ「……とにかく、聴いてみるのが良さそうだな」

シュリ「ああ。きっとお前にも分かる。我々にはなかった価値観に驚くだろうし、今よりも相手に優しくなれるだろう」

幹太「なんか照れちゃうな」

シュリ「照れないで下さい気持ち悪い」

幹太「たっ……タバコ吸ってやるーー!!!」

カイナ「そして、いよいよ私も出演している『かぐや姫ファイナル』に繋がるわけですか」

かぐや「そ。ファイナルはカイナも知ってる話だけど、どう? 自分で今振り返ってみてさ」

カイナ「そうですね……私がカッコ良かったことはとりあえず置いておきますが……それこそ、人生観が大きく変化しました。まさに、これまでに想像したこともない価値観が生まれましたね」

シュリ「お前が出てきたことで、これまでのシリーズの中で最も大げさな話になったな。まったく、よくもまあ引っかき回してくれたものだ

カイナ「私はただ、真っ直ぐに自分の信念を貫き通しただけだ」

シュリ「そうなのだろうな。私にはお前の気持ちも分かる」

幹太「ファイナルに相応しい緊張感があって、壮大さがあって……まさかあんなことになるなんて、最初は全然思わなかったなぁ」

かぐや「すべては、私が月の王女だったから起こったことなのよね。でも私、それで良かったと思ってるの。だってさ、そうじゃなかったらカイナもシュリも今ここにいないってことだもんね

幹太「不思議な縁だよね」

カイナ「姫の件で地球に派遣されたのが自分で良かったと、今は思っていますよ。シュリ、お前もそうではないのか」

シュリ「ああ、勿論そうだ。この星に来て、姫と幹太殿に出会った。そして私もお前も本当の人生を見つけたのだからな」

幹太「あはは。何かと大変でしたけどね」

かぐや「シュリとカイナが何で今こうして私たちと一緒にいるのかは……CD聴いて確認して欲しいわね。ざっくり言うと私が魅力的だからなんだけど、そこに至るまでにもドラマがあるんだから。それも、最高のドラマがね!」

幹太「そうだね。それじゃ姫ちゃん、最後に言うことはある?」

かぐや「そうね……。私たちの家族愛を目の当たりにして、羨ましく思ってくれたら嬉しいかしら。なんたって最強家族なんだから! 聴いた人全員、最後には笑顔になれるドラマよ。そんじょそこらのドラマCDと一緒にしないでよね! 聴く価値アリ! これ絶対よ!

幹太「さっすが姫ちゃん、訴求力が違うね!」

かぐや「あったりまえじゃないの。何たって主役よ、主役! たまにはいいこと言うわよ! やだー私ったらファンの心掴んじゃった? 怖い! 自分の魅力が心底怖いっ!」

シュリ「では、和曲パックのかぐやシリーズでお会いしましょう。もし私たちの活躍を聴いてここに来たいと思ったら、一度来てみるといい。歓迎しますよ」

カイナ「待っているぞ、諸君!!」

シュリ「何故お前がまとめるのだ!!」

カイナ「ファイナルは私が主役のようなものではないか!」

ヘンゼル「何やねん、さっきから。あんたらケンカばっかりやな」

かぐや「あれ? あんたは? 私の新規ファン? あ、何よ他にもいるじゃないの」

幹太「もしかして」

アン「いつまでやってんのよ、長いったらないわ。さ、どいてどいて! 和曲パックはかぐやシリーズだけじゃないってことよ!

白雪「はいはい、そこを開けて。わたくしが座れませんことよ」

シュリ「何ですか、ちょっと、押さないで頂けますか」

ヘンゼル「かぐやシリーズの紹介ご苦労さん。あんたらはもうええで。こっからは俺らの持ち時間やからな」

アン「はい、さっさと出てく! 交代は迅速にね! 予定の時間かなり過ぎてるんだからね」

シュリ「無礼者、姫に触れるな! まったく……。仕方ない、行きましょう」

かぐや「あんたら、ちゃんとやりなさいよね! 宣伝活動だって分かってるんでしょうね! 見るからにまとまりがないけど! んもう! …………」

ヘンゼル「ご心配なく、やでー。……さ! こっからは俺らの時間や!」

アン「ほんと長かったわねー。待ってる間に半分寝たわよ」

白雪「涎を垂らして、正に獣でしたわね」

アン「ほっとけ!」

Mr.J「AKBでビュッフェがしたい! やあやあ待たせたな。私がそう! 新シリーズ『フェアリーテイル.inc』で既にお馴染み、ナイスミドルの変質者ことレディーガガだ!」

アン「告訴されればいいのよ」

ヘンゼル「ここからはC91の新作『フェアリーテイル.inc』の紹介やでー! 俺はヘンゼル。サブタイにもなってるキーマンや!」

白雪「わたくしは白雪姫。言わずと知れた、木こりのカリスマですわ」

アン「あんたが木こりってことになるわよ、頭悪いわね。そして私が赤ずきんのアン! えろくて可愛いみんなのアイドル!」

白雪「えろい? どこが。アイドル? どこが。ヒグマ代表の間違いですわ」

アン「あーはいはい、うるさいな。好きに言ってなさいよ。私は宣伝に徹するわよ、これからの私たちの運命がかかってるんだから

Mr.J「その通り! 最初に売れなければ次もないからな。ではまずベッドシーンから。はっ! 君たち、無理やり脱がすのはやめたまえ! 脱ぐなら自分で脱ぐ。それがピッと凛々しい乙女のポリシーなのだ」

ヘンゼル「自分のこと乙女だと思とったんか」

アン「そんなことはいいのよ。元々何言ってるかわかんない人なんだから。さて私たちの『フェアリーテイル.inc』だけど、今回晴れて一巻が発売になったのよ

白雪「やっと世に出られましたわね。私たちの活躍も和曲パック91に入ってるんですのよ。これからシリーズ展開もしていきたいですし、まずは第一巻から聴いて頂けるというのはちょうどいいですわ

アン「そうね。まず知らない人のために、私たちのことを軽く説明するわね。自己紹介で分かったかも知れないけど、私たちは元々童話の中に住んでたの。でも、とある事情で今は全員刑務所の中

ヘンゼル「刑務所って響きが嫌やなぁ」

白雪「仕方ないですわね。それぞれ刑務所に入るようなことをしてしまったんですもの。何をしたのかは、本編を聴いて確認して下さいまし」

Mr.J「しかし、この者たちはただの受刑者というわけではない。当然受刑者としての刑務作業は与えられているが、その刑務作業こそがフェアリージェイルの仕事というわけだ

ヘンゼル「フェアリージェイル?」

アン「私たちは既に捕まってムショの中だけど、私たちの他にも『童話の中で悪さしてる奴』ってのはいるのよ」

ヘンゼル「とんでもないことやで!」

アン「あんたは人のこと言えないでしょ。で、悪さをしてるような童話の登場人物を取り締まる特別機関が、私たちフェアリージェイルってわけ。簡単に言えば、見つけ出してとっ捕まえちゃうのよ。童話の世界の警察みたいなもんね」

白雪「フェアリージェイルでの職務をきちんと全うしていれば、模範囚と認められますのよ。そうすれば早めに出所できるかもしれないから、わたくしたち真面目に取り組んでおりますの。そして、そのフェアリージェイルの所長がこちらのMr.J

Mr.J「やはり神社仏閣でのプレイというのは燃えるな!!」

ヘンゼル「…………で?」

アン「『で?』じゃないわよ。一巻のターゲットこそ、あんたなんだから

ヘンゼル「そういえばそうやわ。いやもう、この人たち酷いからな。やり口が流石犯罪者や。血も涙もないねんで」

アン「そりゃそうよ、容赦するわけにはいかないもの。こっちだって本気なんだからね」

ヘンゼル「ちゃうねん、ホンマに酷いねん! 死ぬかと思たんやからな!」

白雪「またまた。被害者ヅラはおやめになって。あなたも立派な犯罪者なのですから」

Mr.J「一巻の聴きどころなど、各自のお勧めシーンはあるかね?」

アン「あ、そうねー。んー。殆どギャグなんだけど、だからこそ引き立つシリアスでかっこいいシーンかな。やっぱギャップがあると飽きないからね」

白雪「最後までおふざけで終わると思ったら大間違いですのよ。以前和風曲芸から出ていた『アルバトロス・シンデレラ』という全編ギャグ作品のテイストを引き継ぎつつ、パワーアップしている感じですかしら

アン「何しろ企画をまとめるのに、作者とスタッフがケンカにケンカを重ねてようやく今の私たちに落ち着いたって話だからね。苦難を乗り越えた難産だったからこそ、すごい作品になってるって言えるんじゃない?」

ヘンゼル「まず舞台が刑務所っちゅー時点で、ちょっと怖いけどわくわくすんねんな。苦難か……どのあたりで揉めたんやろ」

アン「例えば。あんたも最初は一休さんだったのよ」

ヘンゼル「へ?」

アン「とんちを駆使して詐欺しまくり。結構そういう感じで固まりつつあったらしいんだけど、キャライラストを想像した時にどうしてもハゲ感が出るっていうかハゲだから、それじゃあまりにもってことでさ。今回は一休さんじゃなくてヘンゼルになったって話よ」

ヘンゼル「そうやったんや!」

白雪「あと、わたくしが個人的に印象的だったのは……やっぱり所長の発言全てかしら。言うなればムーの世界ですもの」

Mr.J「呼んだかね! さあ遠慮はいらん、この胸に飛び込むがよい!」

アン「ジェンガのくだりとか?」

白雪「そうですわね。そのあたりも、本編を聴いてその耳で確認して頂いて。わたくしたちの苦悩を分かって欲しいですわね」

ヘンゼル「和風曲芸としては、これまでと全く違った作風のドラマになったんちゃうかな

アン「それもあるし。伊達に充電期間取ってまで企画練ってなかったってこと、聴いたら分かってもらえるんじゃないかしらね」

白雪「所長をはじめ、キャラクターの濃さも聴きどころのひとつですわね」

アン「今まで和風曲芸のドラマを買ったことがない人たちにお勧めかもしんないわね。シリアスな作品も充分お勧めなんだけど、フェアリーテイルみたいにちょっとライトなものから入った方が聴きやすいと思うのよね

ヘンゼル「トラブルシューティング系の話が好きな人にもお勧めやね。あとは何せ、聴いとって楽しいっちゅーのが一番ちゃうかな

J「ジョイフル! ジョイフル! みのもんた!!」

アン「あんた黙って。というわけで、最初の一巻から聴けるっていうのはタイミング的にすごくいいし、同梱されてるかぐやシリーズもファイナルまで全部聴けるわけだし、今回の和曲パックは特にお勧めよ

白雪「あ、和曲コネクティングカードに載っているサイトで聴ける特別版の曲ギミを聴きましたけれど、フェアリーテイルとかぐやの制作裏話が盛り沢山でしたわよ

アン「その特別ラジオの内容も、まずは和曲パック買って作品聴いてからじゃないと楽しめないだろうからね。今月末! 今月末までの限定販売だからね!

ヘンゼル「お得で楽しい和曲パックのお買い上げは、下のURLからやでー!!」

http://www.wakyokushop.com/

アン・白雪「よろしくっ!!」

J「ちくしょう、一人で人生ゲームやってやる! おおっ子どもが生まれた! さあ次は誰の番だ、私の番か! ええいもういい、私は全く寂しくなんかないで候!」

■編集後記

 いやぁ……もはや面白いのか面白くないのか、宣伝になってるのかなってないのか、いきなり思いついて書いたので目まぐるしすぎて自分では全く判断できません。でもとにかく和曲パックというか作品をもっともっと宣伝して売らないと続けていけないので、頑張って書いたつもりです。

まだ買ってないよ、むしろ買ったことないよっていう方がいらしたら、是非この機会に!! 一応ラジオ制作ではなくドラマCDの制作が本業なので、何度も重ね重ねですがドラマが売れないと本末転倒なんです。これまでは諸事情であまり宣伝広報に力を入れてこられなかったんですが、今後は出来る限り宣伝して一枚でも多くドラマCDが売れるように頑張ります。「和風曲芸はドラマCDの制作団体」だと、改めて宣言させて頂きます! それでは、また次回のカナバカで。ろってーーーーん!!!!

吉川華生

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