私が思う「縁起」について。

私が季節をしっかり楽しみたいと思ったきっかけの一つは、暦生活さんでした。
日本の文化を丁寧にわかりやすく発信されているWEBメディアで、いつも楽しく参考にさせてもらっています。

そんな暦生活さんから発売されているカレンダー、来年ように購入してみました!

もう来年の準備万端です。笑

いろいろな種類があるのですが、今年はこちらの「縁起のいい日カレンダー」にしてみました。
実はこのシリーズの手帳を今年使っていて、内容が気に入っていたので来年はカレンダーで活用することに。

中身はこんな感じ。

行事や祝日に加え、二十四節季、満月や新月、一粒万倍日などの縁起のいい日など、知りたい情報が網羅されているのでこちらに決めてみました。

手帳と同じくカレンダー選びも毎年の楽しみの一つ。
思い返せば、はじめて一人部屋をもらった11歳から毎年欠かさずこの時期にワクワクしながら選んでいます。

少し気が早いですが、来年に向けて一歩踏み出してみました。


「縁起」について思うこと。

みなさんご利益や縁起など、どのくらい意識されているでしょうか。
私の場合は神頼みというより「いいことがあればいいな~」くらいの軽い気持ちで楽しんでいます。

「縁起」を深掘りすると宗教など少し深い話にも通じるため、誰かと共有する話題として相応しくないかもしれませんが、ちょっとだけ私が思う事を綴ってみようと思います。
(あくまで私個人の意見です。特定の宗教に属しているわけではありません。念のため…!)


日本は少し不思議な宗教観を持つ国ですよね。神道と仏教の思想が入り交じり、私を含め多くの日本人はその区別を意識していません。
二十四節季なども、平安時代に中国から渡ってきた文化。昔の暦として認知されている太陰太陽暦も、6世紀(古墳~飛鳥あたり)に同じく中国から伝わってきました。

初詣は神道、お盆は仏教、節句は昔の中国から…
さらにクリスマスやハロウィンなどなど、色々な文化が融合して昨今の日本行事を形成し、それらは独自に変化を遂げてきました。

俯瞰してみると本当に色々なものが融合して出来ていますよね。
「起源」や「由来」なども大切ですが、新しい物を自分たちなりに取り入れ、楽しみながら大切にしてきた歴史も「日本の文化である」と感じるので、それを敬う気持ちと共にわたしも便乗して自分なりに楽しみたいな、と思っています。


話が少し脱線したので「縁起」に戻します。
この縁起という言葉も元々は仏教の言葉。

他との関係が縁となって生起するということ。全ての現象は、原因や条件が相互に関係しあって成立しているものであって独立自存のものではなく、条件や原因がなくなれば結果も自ずからなくなるということ
Wikipediaより

私はこの考え方が好きです。
私自身も、全て「縁」から起こったものだとすると、日常のほんの些細な一つ一つが自分を形成する要素であり、無駄なものなんて何一つないような気になります。

そもそもこの世界は主観でしか観ることができません。誰が何と言おうと、それを見聞きした「わたし」を通してでしか物事と対峙できない。
出会わないものは極論「無い」と同じなので、縁のあるもの以外認知することができないのです。

そう考えると、やっぱりどんなことでも意味はあるのかなと思います。
良いことも、悪いことも。


今の私は人生の中でかなり底辺に位置するくらい落ち込んでいるのですが(休職や体調や人間関係など…)
やっぱりこの考えは変わらなくて、ちょっとだけ苦しかったりもします。笑
何かのせいにしてしまえたら楽かも、なんて思ったりもしますが、頑固な自分はそれを許さないのでゆっくりでもいいから自分の足で一歩ずつ確実に歩んでいこうと思います。


少し愚痴みたくなってしまいました…!
とにかく、自分を起点とした「縁起」の考え方を大切にしている、という話でした。

もちろんこのnoteもその一つ。多くのユーザーがいる中でたまたま縁があって読んでいただいている皆さま一人ひとりに改めて感謝をお伝えします。

この考え方が良いのか悪いのか、正解なのか間違っているのかは分かりませんが、よかったらそんな人間が書いているnoteであることを踏まえ、
今後の私がどうなっていくのか見守っていただけますと幸いです。

では、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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