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季節と暮らし。

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季節や時間の移ろいを大切にしていきたい。そんな想いでいつもより少し丁寧に『時』を感じてみた生活の記録。
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#花写真

夏と紫陽花。

東京に住んでみて最初に感動したことは、 『四季が暦通り楽しめること』でした。 北海道出身の私にとって、それはとても憧れで。 3月に見る桜、蝉の声が響く暑い夏、金木犀が香る秋。6月の梅雨でさえ、最初の年はとても新鮮に感じたことを今でもよく覚えています。 そんな経験を経て今年再び北海道へ戻ってきた私は、改めてその気候の違いに楽しさを感じています。 今日は朝に余裕があったので、通勤前に少し遠回りして普段行かないパン屋さんへ寄ろうと思ったのですが、 その道中で鮮やかなブルーが目

家の中にも、春の訪れを。

2月も下旬に差し掛かり、また少し、季節の移ろう音が聞こえてくるようです。 昨日より二十四節気では『雨水』という季節に入りました。 雪解けが始まり、大地に水が染みわたるこの季節は、農耕の準備を始める目安となっていたそうです。 もうすぐ春一番が吹き抜け、鶯のさえずりと共に、本格的な春を感じ始めることができそうですね。 家で作業をする時間が多いので、部屋にも春っぽさを取り入れてみました。明るくはつらつとした色合いが、心に元気を与えてくれます。 花屋さんに行くと、学生時代にアル

自分なりに、冬を楽しんでみました。

12月がはじまり、寒さが本格的に強まってまいりました。昨日より二十四節気では『大雪』という季節に入ります。 北より雪の知らせを耳にし、私はより一層冬の訪れを感じる毎日でした。 個人的に、冬はとても静かな印象を持つ季節。 思い出されるのは地元北海道の雪景色で、 冬の夜、しんしんと降り積もる雪の夜道をひとり歩いていると、周りの音が一切聞こえず、見慣れた道が、生命を全く感じられない異空間のように思えることがありました。 まるでこの世に自分ひとりだけが歩いているような、そんな気

冬のはじまりは、静かで穏やかな心と共に。

まだ暖かさが残る空気の中に、少し冷たい澄んだ冷気も混じり始めた今日この頃。二十四節気では昨日から「立冬」という季節に入り、暦では冬がはじまりました。 実家のある北海道では、もうイチョウの葉が落ち始め、いよいよ冬の景色に移り変わるようですが、私が住む東京ではようやくほんのり葉が色づき始めた頃。見ごろは11月下旬でしょうか? 外に出るたびに木々の色が移りゆくさまを楽しめる、歩くのが楽しい季節です。 久しぶりにお花も飾ってみました。 少し冷たい色彩のブーケで冬の到来を祝福。