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配送方法選びは難しい!

こんにちは。きっかけアクセサリーのお店カナ・ノワール堂の、音海奏乃です。

今回は配送方法について悩んでいることを。私は神奈川県内で育っているのですが、都会とはあまり呼べないエリアに住んでいます。そんな音海奏乃と、配送方法をめぐる、壮絶な戦いの記録がここに……(?)

追跡があるか、ないか

跡してくれる機能があるほうが、作家も購入していただいた方も安心ですよね。いつ、郵便局から集荷されたか、配送されたか、わかるので予想以上に到着が遅くなっても確認できます。けれど、もちろんその分オプション料金がついて高くなってしまいます……。

一方で、追跡がないほうは料金面で見れば安くて助かりますが、未着や到着が遅れた際、どこで何が起こったのか知る方法がありません。特に未着の場合、購入された方が受け取れなかったのか、事故などで紛失なのか、あて先不明で戻ってきている最中なのか、わからないので対応ができません。そうなると、だれが悪いとか責任転嫁の分け目の戦いが始まってしまうことも。せっかく素敵なご縁をいただいたのに、それは悲しい。

どちらも一長一短、悩むところですが、カナ・ノワール堂ではゆうパケットのサービスを使用することにしました。また、定形外郵便にも簡易書留を追加して、配達記録を確認できるようにしました。そうすれば、不明な点が減って、少しでもお互いにわかりやすいと思っています。

料金を取るか、サービスをとるか、本当に悩みますよね……。

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匿名に対応しているか、していないか

ここも、悩みどころです。個人情報がすごく厳重に管理されるこの時代だからこそ、匿名配送はその支持を集めています。住所も一部だけ、受取人や発送者の名前も匿名など、それぞれの会社がいろいろなサービスを始めていますよね。

やっぱり、安心してお買い求めいただくには、匿名配送が選択肢に含まれていたほうがいいと感じていました。けれど、匿名配送ができるサービスは数あれど、使うための条件が、私にとっては案外厳しいものでした。専用のアカウントを作ったり、サービスに登録したりというのは、普段使わないアカウントをむやみに増やすと、私が倒れた時に大変だろうな、と思って見送りました(親族の介護をするようになってから、人間いつどこで何が起こるかわからないとすごく実感しまして……)。

なので、申し訳ないとは思うのですが、カナ・ノワール堂では匿名で配送できるサービスを利用できないのです。先ほど述べた理由以外にも、実は大きな障壁となったのが、「コンビニとヤマト運輸の集荷場」という項目でした。次の章で詳しくご説明しますね。

コンビニと集荷場がない!

正確に言えば、全くないわけではありません。ただ、特定の発送条件で発送が可能なコンビニや集荷場まで、徒歩で行くと片道20分以上かかるのです。自転車はなく、原付や自動車免許も所持していないので、すべての移動が徒歩しか選べない状態では、かなりきついものがありました。

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体力がきついのではなく、そこにとられる時間がきつい。介護と家事の合間を縫って発送するのに、行って帰ってくるだけで1時間ぐらいかかる。そうなると、自然とその方法は選べなくなります。ただでさえ少ない時間をさらに削られてしまっては、製作も介護も立ち行かなくなってしまい、本末転倒に。それでは、「介護をする」という私が生きているうえで現在最優先にしていることに支障が出るので、選ぶことができません

なので、カナ・ノワール堂では結局、匿名配送は見送ることになり、少し悔しい思いをしています。これだけ匿名配送が主流になっている世の中なのに、意外と選択肢がないんだなぁ、と思いながら、あきらめるしかありませんでした。みんながみんな、便利な土地に住んでいるわけじゃないのだから、もう少し匿名配送のサービスを簡単に、一般の人も使えるようになってほしいですね、と思いました(たぶん、一般という概念から外れている人には優しくない世界なんですね、ビジネスだから)。

かの作家さんを見てみると、やっぱり匿名配送を選べる方が多いみたいですね。それを見ると、もしかして匿名配送も選ばれしものが使える、社会的信用の上で成り立っているのかな、なんて感じてしまいますね。

おっと、話がそれてしまいました。次の話題に行きましょう。

制約が多い

厚さ、重さ、長さ、配達日時……。どの配送方法も、結構いろいろな制約がついてきます。すべてをかなえてほしいところですが、向こうもビジネスなのでそうはいかない……。あぁ、なんて世知辛い。

例えば、ゆうパケットを使うと厚さで送料が変わってきます。でも、定形外を使うと、重さで送料が変わります。ちなみに、ゆうパケットも、定形外(規格外)も、梱包できるサイズは一緒なんです。どちらも追跡ができるサービスがついている(またはオプションで追加)なので、ちょっと違いが分かりにくいですよね。

安いほうがいい、とは一概に言えず、かといってサービス的にはあまり差がないとなると、なんだか選ぶのも大変ですね。なんで配送サービスって、複雑にできているんだろう。ちょっと少し前の携帯電話会社のプランみたいに、煩雑な印象があります。私だけかもしれないけど。

そして一番悲しくなる瞬間が、「これは重さはセーフだけど長さがダメ」「大きさはセーフだけど重さが1g多いからこっちの料金ね」と窓口で告げられた料金が、予想と違った時です。今でこそ、そういう失敗は目と手を鍛えたおかげで減ってきましたが、あれは本当に悲しい。というか悔しい。差額が出てしまったとき、こちらが多く払う分には泣く泣く許せるけど、もしお客様から多くもらってしまったら本当に申し訳なくなります。そうなったときは梱包代として受け取ることにしていますが、それでも胸が痛い

だから、いろいろなリスクを回避するためにも、ショップでは定形外郵便とゆうパケットだけに絞りました。配送方法は多く選べたほうが購入率が上がる! というお話も何回か見かけて、理論はわかりますが、それでこんがらがって大きなミスを招くより、シンプルな2択で、進んでいくつもりです

そんなわけで

私の場合、紆余曲折、試行錯誤をしながら、やっと出した答えが「ゆうパケットと定形外郵便」でした。ここまで来るのも本当に長かった。各配送プランの特徴を覚える・理解するのに結構な時間と体力を使いました……。

いろいろな作家さんがいて、その数だけ配送方法があります。お客様がご自身で理解して、納得して選んだ配送方法。それで、お互い気持ちよくお取引ができたら、こんなにうれしいことはありませんよね。選択肢こそ少ないですが、カナ・ノワール堂もそうありたいものです。

今回は、配送方法についてつづってきました。予想通り、ほとんど参考になりませんでしたね。それではみなさん、あなたに合った配送方法が見つかることを祈って。音海奏乃がお届けしました。

お試しさん (2)




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