天体観測と安全とマナーと

こんばんは。かなです。今回は天体観測での安全性とマナーをみなさんと考えたいと思います。

事故の例

最近のニュースで天体観測が絡んだ事故といえばこれが挙げられます。

ギタリストの藤岡幹大さんが1月5日に亡くなっていたことがわかった。1月9日、藤岡さんの公式Twitterアカウントで藤岡さんの妻が訃報を伝え、関係者も認めた。36歳だった。
公式Twitterによれば、藤岡さんは昨年12月30日、天体観測中に高所から落ちて入院。その後、療養中に容態が急変し、亡くなったという。
                        出典:BuzzFeed Japan

またはこんな事件も挙げられます

月食を観測した帰りに車に引かれて亡くなっています。実際にこんな事故に巻き込まれている事実があります。

個人で気を付けておくべきこと

事故を未然に防ぐにはどうすればいいか、考えて見ましょう。私なら

・懐中電灯を持ち歩く
・なるべく黒っぽい服を着ない

でしょうか。安全に歩いて天体観測をするなら懐中電灯が必須です。中には懐中電灯は目を刺激するから持ってくんなと言う天文愛好家もおそらくいると思いますが。懐中電灯は足元を照らしてくれる唯一の明かりです。持って歩きましょう。
黒っぽい服は夜になると対向車から見るとなかなかわかりづらいという事実があります。蛍光のタスキとかありますけど、つけたくない人は懐中電灯で歩くなり対向車にもわかりやすい明るいワンポイントを身につけましょう。未然に交通事故を防ぐための一歩です。

保護者として気を付けておくべきこと

天体観測に興味を持ち始めた子供には親としてどうすべきか考えて見ましょう。
・走らせない
・前の人を押さない
・一人でどこかに行かせない
・大人しくさせる
・親のそばから離れさせない
私が何度か観望会を経験して思った事ですが、子供を叱れない親が多いです。まずは親のそばから離れさせない、大人しくさせるが基本だと思います。会場で走ったり、並んでる人や望遠鏡覗いてる人を押したり一人でどこかへ行ったりする時はちゃんと叱って下さい。
過保護すぎって思いますか?事が起こってからじゃ遅いんです。だからここだけは口うるさく言わせてください。過保護なくらいがいいんです。夜は本当に危ないので。行って帰るまでが天体観測です。

場所として気を付けておくべきこと

ベランダから有名な天体観測所など。気を付ける事を考えて見ましょう。
・危険な場所で天体観測していないか
・身を乗り出したりしていないか
・周りに危険なものはないか
事故の例で最初に挙げたニュースは、転落で亡くなってるんですね。
崖のそばで天体望遠鏡やカメラを置いて観測してませんか?これは大変危険な行為です。また、ベランダで、真上が見えないからって身を乗り出したりしてませんか?これも転落する可能性を考えてみて下さいね。
夜の暗い公園で観測していたら子供が遊具で遊んでいたりしませんか?地面をよく見て転倒しそうなものが落ちてたり、設置されてないですか?夜は遊具で遊ばず、危ないと思った所は遠ざけましょう。

天体観測場所は明るいうちから行こう

事故を未然に防ぐにはどうしたらいいか。それは前日までに場所に行って調べておくことや、できなければ当日夕方よりちょっと早めに行って、明るいうちに場所のチェックを行いましょう。
足元が滑って転んだり落ちそうになったりする場所はありますか?
観測場所に何があるのかも見ておきましょう。
トイレも探さずに済むように場所を把握しておきましょう。

マナーについて

初めての天体観測」で、赤色のライトを使う事をお話ししました。これは必須です。
また、スマホのライトも嫌がる人も多いので気を付けて下さい。
あと、外で天体観測しているとめずらしそうに通りすがりの人が見てくる事もあります、目が合ったら挨拶はしておきましょう。無視されても怒らずそっと気持ちを切り替えましょう。
もし天体観測中に別に同じ目的の人がいても同様です。揉め事を起こさず一緒に天体観測を楽しむために相手にとっても自分にとっても何が良い選択か、考えて見て下さいね。
ゴミもちゃんと持ち帰りましょう。あまりにも散らかっているとその観測場所が使えなくなってしまうかもしれません。

最後に

安全とマナーといえばこんなところでしょうか。他にもまだたくさん考えなければならない事があるかもしれませんが、これが、私のマナーと安全性についての考え方です。googleで調べるとたくさんの愛好家さんのマナーなどが出てくると思いますのでそちらも参考にしてみて下さい。皆さんにとって楽しい天体観測になりますように。