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子供の歌を「美しいラブソング」として聴いてみよう

曲って、どうやってできるんだろう?
そんなふうに思って、
「ぼくとわたしの未来を守る」というコンセプトのキャラクター
『うさぎのおめめ』の作曲者さんに
どうやって曲ができる聞いてみました。

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仕事をしていることの大きな楽しみは
知らない世界のひとの話を聞くことです。
見知らぬ世界は実際いっぱいあります。

いま生きていて
新しい世界のことを知ることに
幸せなチカラが湧いてきます。

うさぎのおめめの曲には
にごりがありません。
もちろん子ども向けだからというのもあるけれど
空気のあまりの澄み方におどろきます。

率直で美しい。
それ以上のものを
望まなくていいような気になります。

夜想会channel 番外編 音楽企画
製作裏話を聞かせてもらった名曲を2曲紹介します。

佐羽 英さん作『ぱぱの誕生日』


きみがうまれた
そのひがすきだよ
せかいじゅうのひとに
つたえてあげたい
ハッピーバースデイ トゥーユー
(一部抜粋)

音楽:佐羽 英 / 製作・著作:オフィスランテ


これはきっと
作りたくて作った曲だろうな、と思いました。
たのまれたから作った、とかでなく。
エネルギー、生命力を感じ
なんともいえない感情がこみ上げます。
心臓に。
短くて強くて、やさしい、
パンクにも通じるものを感じます。

この曲を聴いたあとは
この曲の‘気分を’ 思い出します。
音楽の気分。
私はこの音楽の気分を、
いつでも取り出したいです。

「きみがうまれた/そのひがすきだよ」
おそらく実際
この感情を感じたことは、なかったかもしれません。
パパやママなら、この感情を持っているのかしら。
子供への愛おしさが、曲から全面的にわかります。
(じっさい自分に子供がいなくても)

美しいラブソングともいえます。

「せかいじゅうのひとに/つたえてあげたい」
パパやママは子供の一番の応援団、ですよね。


ISIさん作『にじをわたろう』


あめあがりのそらに
にじのはしが かかるよ
みんなでてをつなぎ 
にじをわたってゆこう

ぼくのまちがみえるよ
きみのまちはみえるかな
ララララ ララララ
みんなのえがおがみえた!

作詞・作曲:ISI / 製作・著作:オフィスランテ


「雨が上がったら
手をつないで散歩しようね」

コロナ渦がおさまったら
どこかに出かけたいね

そんな気持ちと重なります。
陽がのぼる感じの、希望が見えます。

この曲には、恋心が含まれているらしい。
驚くけれど
そんなふうに歌詞を眺めてみるのは愉しいです。

「力というものは込めるものでもあるし抜くものでもある」
ということが何とはなしに
わかる気がします。

私はデッサンを描いていたからそう感じるのだけど
絵と同じように音楽や人生も、そうなのだろうな。

お話を聞いて
歌を聞いて
しみじみ「いい歌だなぁ」と思いました。

印象が強く残るのは
それぞれの絵の色の印象。

『ぱぱの誕生日』→黄色
『虹を渡ろう』→ブルー
ともつながっているからかなあと思います。

インタビューを聞いてどちらの曲も
初めて聴いたときの
「子供の歌」という印象でなく
「大人の歌」だと感じるようになりました。

言葉でガツンと心動かされる曲も
ラブソングも好きだけれど、
まさか「みんなの歌」みたいな子供の歌に
そういうものを感じることができるなんて。

あなたもぜひ
美しいラブソングの気持ちを。

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