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これは、犬が実験動物になって判明した、心理学の概念を指します。
マーティン・セリグマンが1960年代に行った非常に痛々しい実験です。

(内容を知りたくない方は、ここでストップしてください。)













(参考ウェブサイト:Learned Helplessness: Seligman's Theory of Depression (simplypsychology.org)

実験内容の簡単な説明


犬が逃げられない状況で、電気ショックを何度も与えられました。

逃げられるようになっても、逃げようとする犬はおらず、
まだ電気ショックを受け続けていました。

逃げるには、パーティションの向こう側にジャンプするだけなのですが。


実験の成果

長期間のストレスや苦痛があり、それを避けられない環境にある人や動物は、
その状況から脱出しようとする試みさえしなくなる(個人差あり)。
「何をやっても無駄だ」と認知してしまうからなのです。

これは、家庭、学校、組織、企業内でのDVやハラスメント、自尊心が損なわれるような状況、またうつ病にも関係していると考えられています。

効果的な心理療法


これは、癒せる概念です。
認知行動療法が効果的であるとされています。


【父親のケース】私によるカウンセリングの結果


父は、私(末っ子)がアメリカ留学していた間、元奥さんと長女から
日常的にハラスメントを受け、私が帰国したころには自尊心を喪失していました。

彼女たちのハラスメントや暴力を受け続けており、それに関して感情がマヒしてしまっていました。

その危機的な状況を見て、私は父にカウンセリングを始めました。

・父が受けている扱いはひどいし、それに値しない
・父は尊厳のある人間で、丁寧に扱われるべき人間である
・家を建てたのも、家族の生活費を稼いでいるのもお父さんだ
・私はお父さんの味方だ
・自分の人生を自由に生きる権利がある
・もし家が嫌なら、離婚する選択もある
・この問題を外部の組織に相談してみよう

自尊心と自分の意思・感情を取り戻した父は、
2年弱で家を出て、その後離婚をゲットしました。
今では自由に楽しく暮らしています。


よろしかったら、父に♡を送ってあげてください🥰

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