私が選ぶ5つの漫画


『ロスト ハウス』 大島弓子 白泉社

きっかけは忘れましたが、初めて大島弓子さんの漫画を読んだのが文庫本の『ロスト ハウス』でした。それからハマり、文庫の短編集を買い集めて読みあさった思い出。読後感の余韻、カタルシスが言葉にできなくて。何度も読み返してその世界にひたっていました。

自分の内面にある、少女の世界を気づかせてくれた漫画です。

本当は好きすぎて選べない、選びたくない作品の数々なのですが、最初に読んだ本として、こちらを選びました。他にもいっぱいあり、誰かと語りたいくらいです。


『3月のライオン』 羽海野チカ 白泉社

とにかく熱い!

今現在ずっと新刊を買って読み続けている本。名言がたくさん!

15巻に載っている、このお話を何度も読み返してます。

ここからの続きは飛びますが。

地道な努力を積み重ねて道なき道を行く彼が、近道して体力落ちてるくせに他人を「必死すぎ」と笑ってた奴らに、ぶつけてやりたい!この変なフルーツを!!と言ってるシーン。これくらいのメンタルで私もいきたい!

漫画のキャラクターからもらう、数々の言葉に救われてるなあと、しみじみ思います。

巻数は忘れましたが、こちらも好きなシーン。「信じていれば夢は叶う」の言葉には、欠かせない一文がある、と。


『残酷な神が支配する』 萩尾望都 小学館

衝撃でした。

愛も憎しみも怒りも悲しみも……人間を描ききっている!

もう何も言わずにただ読んでほしい!という薦め方しかできません。説明できない、物語の深さに何度も読み返しました。辛くなる内容があるので、苦手な方には強くお薦めできませんが……あらすじの内容だけで敬遠しないで読んでほしい。読めば分かりますから!

萩尾望都さんは『ポーの一族』が初めて読んだ作品で、こちらも大好きなのですが、選ぶなら『残酷な神が支配する』で。

『ブラック・ジャック』 手塚治虫 講談社

手塚治虫作品で『火の鳥』と迷いました。人間ドラマ大好きです。

実家に豪華特装版のブラック・ジャックの本があり、十代の頃むさぼるように読んでいました。他にも『ブッダ』があって、内容は分からないけどコマだけで面白かった記憶があり、手塚治虫の漫画の凄さを感じました。

救えるもの、救えないもの、があること。人間の醜さも愛しさも全てひっくるめて、命の尊さを突きつけてくる漫画だと思います。

『あさりちゃん』 室山まゆみ 小学館

私の漫画の原点と言えるかも。初めて読んだ漫画であり、子どもの頃に一番よく読んでいた本です。幼少期からあさりちゃんによってギャグを培われた気がします。私が日常系のお話を好きなのも、こちらの影響かもしれません。

以上、5冊でした。子どもの頃から読んでいた漫画は、私の中で物語の土台を作ってくれました。漫画の言葉に励まされてきました。ままならない苦しみを、すくいとって昇華してくれました。ときには大いに笑わせてくれました。それらが今の私を構成してくれている、幸福な読書体験になりました。

選んでみてあらためて思ったことが、人間ドラマ濃ゆい系が好きだな自分、と。

画像1

これらの漫画を読める今が幸せ!!


続きを上記のnoteに書きました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?