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水回り弱い問題

フランスと日本の暮らしを比べると、日本の方が便利と感じることは色々とありますが、特に目立っているのが「水回りの弱さ」です。

お湯

先日、私が浴槽にお湯をためて湯船につかり、シャワーを浴びました。夫が私の後に新たにお湯をためて湯船につかり、シャワーを浴びようとしたところ、お湯が出ないという悲劇が・・・・。
(*湯船スペースにシャワーがついているため、一人が湯船&シャワー使用後にお湯を入れ替えなければならない。)

日本では蛇口をひねれば水道水が瞬時にお湯になる瞬間湯沸かし器が一般的です。一方でフランスは、「タンク式」といってタンクの中に一定量のお湯が溜められていて、シャワーや食器洗いでお湯を使うと、タンクの中のお湯が徐々に減っていくという仕組みが一般的なのです😢

つまり、タンクの中には2人が湯船&シャワーするほどのお湯はないということ。それを知らなかったために、もう寒い10月のフランスで水シャワーという悲しい思いをしました(夫が)><

湯船と言えば、私は湯船につかるのが大好きなので、物件を選ぶときにわざわざ浴槽ありの家を選びました。なのに!お湯をためてみたら、浴槽と床の接地面から水が染み出てきました(涙)
管理会社に連絡して、翌日修理業者に来てもらえたのですが部品がないと言って直らず。3週間くらいたってやっと部品が見つかったと修理に来てくれて、ようやく私のお風呂生活がスタートしました。修理が遅いのはフランスあるあるです。

排水溝

こちらに来てすぐの頃、お風呂の水の流れが悪いな、と思って排水溝の中を覗いてみると恐ろしい光景が>< 髪の毛や石鹼カスで奥が見えなくなっていました。ネットで検索すると、フランスの排水溝は詰まりやすいので、定期的にハイターのような専用の薬剤で掃除をするのが一般的、詰まる直前まで行ったら薬剤で汚れを溶かして解決するのだそうです。(夫よ、なんで先に1か月住んで気づかなかったの)
そこでさっそく翌日スーパーで薬剤を買ってきました!

それがこちらの「DesTop」です。
使い方はとても簡単で、ボトル半分(多い💦)を排水溝に流し込む→45分待つ→水でよく流す です。実践してみたところ、奥まできれいに見通せるようになり、水の流れもスムーズになりました!解決👏

でも・・・日本だったら排水溝にネットをするのって、割と一般的ではないでしょうか?詰まってから薬剤でどうにかするのではなく、詰まらないようにすればいいのに・・・・。
日本の便利グッズである排水溝ネットは今のところフランスでお見かけしたことはありません。

キッチンの排水溝も同様に排水溝ネットがないので、食器についた食べ物の残りや野菜の切れ端は先にゴミ箱に捨ててから食器を洗うようにしています(時間がかかる)。
 
ちょっとしたことなのですが、積み重なるとやはり生活全体のスピード感が変わってきます。日本の便利な生活を思い描いて急いで家事をしようとしても意味がないとわかったので、日本と同じ暮らしができないのは仕方ない、何かにつけて時間がかかるのも仕方ないと、「諦める・こだわりを捨てる・受け入れる」の姿勢で日々生活しています🙇

日本って便利な国なんだなぁ~。。

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