シリーズ「霊の中に生きる」 No.4人の霊(4)⑧

人の霊(4) - 牧師の書斎

聖書の最高の教えは、
「霊の中で生きる」ことです。

乳と蜜の流れる地

3.「乳と蜜の流れる地」は
イェシュア、キリスト

https://youtu.be/-C4rIrDP6WE

●「乳と蜜の流れる地」 

何とすばらしい表現でしょうか。この詩的な表現はだれが考えたのでしょうか。その発案者は神ご自身です。

旧約で20回ほど使われていますが、その初出箇所は、主がモーセをホレブ山で召した時に言われました。

「わたしが下って来たのは、エジプトの手から彼らを救い出し、その地から、広く良い地乳と蜜の流れる地に、カナン人、ヒッタイト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人のいる場所に、彼らを導き上るためである」。

(出 3:8)

モーセの死後、その従者のヨシュアが、新しい世代を引き連れてヨルダン河を渡り、カナンの地に入って行ってその地を嗣業とする物語が「ヨシュア記」です。

神が約束された「良い地」である「乳と蜜の流れる地」について、より詳しく見ていきたいと思います。

それらはすべて、キリストのことを啓示しているのです。申命記からこの地について考えてみたいと思います。

そのことを話す前に、パウロが御子キリストについて語っていることを読みましょう。

【新改訳2017】

コロサイ人への手紙1章15~17節


15 御子は、見えない神のかたちであり、すべての造られたものより先に生まれた方です。なぜなら、天と地にあるすべてのものは、見えるものも見えないものも、王座であれ主権であれ、支配であれ
16 権威であれ、御子にあって造られたからです。万物は御子によって造られ、御子のために造られました。
17 御子は万物に先立って存在し、万物は御子にあって成り立っています。

イェシュア自身が「聖書は、わたしについて証ししているものです」(ヨハネ5:39)と言っている通り、この視点は聖書を読む上でとても大切です。

そのことを踏まえながら、以下のみことばを読んでください。

【新改訳2017】申命記8章7~9節


7 あなたの神、【主】があなたを良い地に導き入れようとしておられるからである。

そこは、谷間と山に湧き出る水の流れや、泉と深い淵のある地、
8 小麦、大麦、ぶどう、いちじく、ざくろのある地、オリーブ油と蜜のある地である。
9 そこは、あなたが不自由なくパンを食べ、何一つ足りないものがない地であり、そこの石は鉄で、その山々からは銅を掘り出すことのできる地である。

この7節の表現は、
谷間から山に向かって生命の水が
流れるリズムがあるということです。

ここにイェシュアのご自身の王国における
『大能』の御業があります。

主の指し示す地

約束の地、乳と蜜の流れるカナンの地の全ては
イェシュア、キリストを指し示しております。

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