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「汎水論」ノート03


「汎水論」ノート03

「汎水論」を書きはじめた2015年8月からのメモ書きノートに少し手を加えながらテキストデータにして残そうと思います。また、これらのメモをもとに、ChatGPTに散文(詩)を書いてもらう実験をしてみます。

差異による混乱は、目と耳のあいだの空間を要求する(デリダ)。
 耳(パロール)の多様性=多義性polysémie
 目(エクリチュール)の多様性=撒種dissémination

コンスタティヴconstative/パフォーマティヴperformative
内容として理論的にconstativeに書かれたことが
そのままスタイルとして実践的なperfomativeに示されたことの中に
鏡像的に反映している。

鏡像的(スぺキュラティヴ)な関係
内容とスタイルとを直結させる思弁的(スぺキュラティヴ)な回路の配置

概念と音との間にエクリチュールの位相を差し込み
その戯れによって「語」の統一性の結びつきを分解し解体する戦略
エクリチュールの戦略

表現expressionの支持体=音や文字に刻まれる外在的物質性=エクリチュール

周期的な接触/剥離の繰り返し


●ChatGPTとのやりとり
私:以下のメモをもとに筋の通った散文を書いてください。(メモをコピペする)
ChatGPT:
差異による混乱は、目と耳のあいだの空間を要求するとデリダは述べている。この空間には、耳に届くパロールの多義性(polysémie)と、目に映るエクリチュールの撒種(dissémination)という二つの多様性が存在する。これらの多様性は、それぞれ異なるが、互いに補完し合う。

コンスタティヴ(constative)とパフォーマティヴ(performative)の関係性も重要だ。理論的にコンスタティヴに書かれた内容が、スタイルとしてパフォーマティヴに示されるとき、それは鏡像的に反映される。つまり、内容とスタイルの間には、思弁的(スペキュラティヴ)な回路が存在し、これにより両者は直結する。

エクリチュールの位相は、概念と音の間に差し込まれ、その戯れによって「語」の統一性が解体される。これはエクリチュールの戦略であり、表現の支持体としての音や文字に刻まれる外在的物質性を通じて行われる。この戦略は、周期的な接触と剥離の繰り返しによって成り立つ。

このように、デリダの理論は、内容とスタイル、概念と音、パロールとエクリチュールの関係を再定義し、差異による混乱を創造的な空間として捉える。その空間において、多義性と撒種が共存し、表現が新たな意味を生み出すのだ。

私:先のメモをもとに散文詩を書いてください。
ChatGPT:(※改行の形のまま)
差異の混乱が広がる空間
目と耳のあいだに漂う

耳に届く言葉の多義性
音が織りなす多様な意味の波
目に映る文字の撒種
ページに散らばる無数の種子

コンスタティヴな真理の響き
理論が形を成す瞬間
パフォーマティヴな行動の力
実践が世界を動かすとき

鏡に映る二つの世界
内容とスタイルが踊る
思弁的な回路がつなぐ
見えない糸のように

概念と音のあいだに差し込む
エクリチュールの位相
戯れる文字たち
「語」の統一性を解体する

音と文字に刻まれる外在的物質性
表現の支持体として
周期的な接触と剥離
出会いと別れを繰り返す

デリダの理論は紡ぐ
差異の中に潜む創造の空間
多義性と撒種が共存する世界
新たな意味が生まれる瞬間を

私:先のメモをもとに詩を書いてください。
ChatGPT:
差異の混乱が揺れる
目と耳のあいだに広がる空間

耳に響く多義性の波
パロールの多様な音色が重なり合う

目に映る撒種の文字
エクリチュールの種子がページに舞う

コンスタティヴな理論の影
内容が静かに語りかける

パフォーマティヴな行動の力
スタイルが生き生きと示す

鏡に映る二つの世界
内容とスタイルが響き合う

思弁的な回路がつなぐ糸
見えない手が紡ぐ関係

エクリチュールの位相が差し込む
概念と音のあいだに

戯れる文字が踊る
「語」の統一性が崩れる

音と文字に刻まれる物質性
表現の支持体として

周期的な接触と剥離
出会いと別れを繰り返す

デリダの理論は広がる
差異の中に創造の空間を生み出す

多義性と撒種が共存する世界
新たな意味が生まれる瞬間


※ChatGPTの「散文詩」と「詩」を比較し、ChatGPTが「詩」をどのように捉えているかを考察することが可能だろう。一見してわかる「詩」の特徴は、2行1行空きのスタイルをとっていること。また、言葉づかいが少し柔らかくなっているようにも感じられる。


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